如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~その③(75話から87話(最終話)まで)

「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~その③」(75話から87話(最終話)まで)


75話から87話まで。

宴が開かれ第12皇子が眠くなったので如懿は第12皇子を夜道を送っていく。しかし刺客に捕まり第12皇子はナイフを突きつけられる。凌雲徹が刺されそうになった如懿を庇って刺され怪我をしたが、その庇い方があまりにも命がけで二人の間に何かあるのではないかと思われてしまう。また第12皇子は醜態を晒しメンツをつぶしたと陛下は如懿に言う。裏で手ぐすね引いたのは炩妃だったが、豫妃が動き豫妃は軟禁され罰を受けた。凌雲徹にまだ未練がある炩妃は「皇后にこれ以上拘わらない方がいい」と忠告。また愉妃は凌雲徹に「皇后の幸せを願うなら皇后に近づかないで」と言った。愉妃は如懿にも凌雲徹に関わらない方がいいと言ったが、如懿は「心の通じない人と添い遂げて一体何の意味があるの?」と愉妃に言った。

凌雲徹と如懿のよからぬ噂が流れ、愉妃は別の凌雲徹と炩妃の仲がいいと言う噂を流して凌雲徹と如懿の噂を払拭しようとした。凌雲徹と妻も仲が悪いのに気づき、炩妃たちは凌雲徹の妻も巻き込んだ。炩妃とグルの禁足が終わったばかりの豫妃が凌雲徹の妻を連れて来て、「自分の夫が皇后と私通している」と証言させた。凌雲徹の宝箱に入っている長靴が如懿の御印の刺繍で如懿は冷宮にいて火事に遭った時に助けてくれたお礼としたものだったがこれが何よりの証拠だと。しかし刺繍は如懿の手によるものでなく当時の侍女の惢心のものとわかり、豫妃はまたも罰を受け、凌雲徹の妻とは離婚しても良く、彼女は農村へと送られた。第5皇子は如懿の危機を愉妃に知らせなかったことで、愉妃に叱られる。また炩妃はあまりにも自分の悪事を知りすぎた侍女たちを始末し、周りの侍女や太監たちが怖がった。陛下はそれでも凌雲徹と如懿の関係を疑い、進忠に命令して凌雲徹を痛めつけさせた。また彼を去勢したくさんのプレゼントと共に如懿の元へと贈り、凌雲徹が如懿の下で働く太監へと格下げし仕えさせた。凌雲徹は如懿に「これ以上私のために何もしないでください」とお願いした。

陛下と食事するも如懿の嫌いなものばかりが食卓に並んだ。わざと凌雲徹を呼び、如懿の皿におかずをよそるように陛下は命令する。陛下は泊っていくがすっかり冷えた関係の二人。如懿のところに来た炩妃に「凌雲徹を使って私を陥れないで」と如懿は言う。容嬪は如懿を気の毒に思い、「凌雲徹を皇后に仕えさせるその真意は?自分でもわからなくなっているのでは?」と陛下にものを申した。また「ここの人は皆不幸だ」と言った。陛下は凌雲徹を最低の掃除係にするように命令する。凌雲徹は盗みを働いたからと。凌雲徹は他の太監たちからからかわれる。如懿は以前から作っていた枕を侍女を通して凌雲徹に渡してもらう。炩妃は第16皇子を出産。しかし子は取り上げられ他で育てられることに。

第12皇子についている侍衛が皇后と凌雲徹も関係を長い間言い続け、そのことを聞きたくない第12皇子は気分が悪くなる。また毒キノコを第5皇子の皿に盛り、それを食べた皇子は幻覚を見てフラフラし、丁度如懿と凌雲徹が外で久々に会って話しているところを目撃。「母と凌雲徹が」と口走って走り出して陛下と偶然出くわす。それはすべて炩妃の策略だった。凌雲徹は陛下に疑われ拷問を受ける。また第12皇子についていた解雇されたお付きのものを連れ戻して毒キノコなどを如懿は調査させて、身の潔白を証明し凌雲徹を救おうとしていた。愉妃は「凌雲徹を如懿の命令で死刑にすべき」と主張。そうすれば如懿の潔白を証明できると。しかし如懿は反対。何もしないように愉妃に言うが、愉妃は牢にいる凌雲徹を訪ね、凌雲徹が「自分が死ねば皇后の身の潔白が晴れる」と同じことを考えてることを知る。「皇后のためなら命を捧げられる」「男女の情を超えて慕っていた」と言い残した。愉妃は如懿の代わりに死刑を言い渡し勝手に処刑してしまう。陛下には如懿が凌雲徹を死刑にした一報が入る。愉妃が訪れる前に凌雲徹のところには炩妃が訪ね、凌雲徹がかつて送った凌雲徹と炩妃の名前の入った指輪を炩妃から返してもらい、それを「いつか何かの役に立つ日がくるかもしれない」と言って、凌雲徹は愉妃にその指輪を渡し愉妃は如懿にその指輪を渡した。如懿は愉妃に「自分のためにしてくれたことであっても許せない」と愉妃に言った。

第14皇子と第16皇子がいきなり同時に亡くなった。2人とも炩妃の子供だった。亡くなった凌雲徹のことを思いやるせなく元気がでない如懿。

その2年後。
陛下と共に如懿は南巡へ。この1年以上女性と夜を共にしない陛下に、炩妃と進忠はグルになり悪だくみをまた始める。進忠は炩妃が推すと言う女性を用意し夜のセッティングをする。呼んだ女性は妓楼で働く者で、毎日何人もが船で陛下のところへと出入りしているため、街の評判は良くなかった。李玉も手が出せず湖上にあっては進忠だけが担当で、何も言うこともできない。如懿はそれを知り激怒。陛下に皮肉を言うがそれもかわされる。如懿は炩妃を呼び「風紀を乱し陛下の評判を落とした罪で罰を与える」と言った。しかし陛下は如懿に「興を削ぐことばかりする」と言い、如懿が「快楽のために評判を落としている」と言っても陛下は聞く耳を持たない。お互い昔の知っている人でないと罵り合い、「髪を結って結婚したが、髪を切ってお別れしましょう」という如懿に禁足を命令。炩妃は皇太妃となり後宮の采配を任される。進忠は捕まり芸妓の件は彼一人がやったことにされ殺されてしまう。

如懿と仲の良かった李玉も追いやられる。慣れている太監や侍女も追いやられてしまう。また如懿の住まいから様々なものが持ち出されてしまう。心配した愉妃が如懿のところに来るが、如懿は自分と関わらない方が無難と愉妃を追い払い、以前愉妃が縫ったお揃いの小袋を突き返してしまう。第5皇子は如懿に寛大な処置をとお願いするも聞き入れられず。第5皇子は足がどんどん悪くなり、胡雲角=田氏の娘で第5皇子の侍女が炩妃に呼び出され第5皇子の患部に渡した毒を塗るように指示。しかし彼女はその粉を捨てた。第5皇子は足に膿が溜まり熱を出し亡くなってしまう。その後を追うように胡雲角=田氏の娘も殉死。しかしその時に彼女は如懿を貶めるような発言をして亡くなった。凌雲徹の死刑は如懿による命令ではなく愉妃のものであったことや、陛下の命令通り無縁墓地に埋めなかったことで第5皇子が気に病んでいたと。それを知った陛下は如懿の皇后としての印である金冊と印璽を取り上げてしまう。また同時期に如懿の母が亡くなり如懿は意気消沈してしまう。如懿は咳が止まらなかったが、それは労咳であと3,4か月の命と知ると如懿は江侍医に誰にも言わないように口止めをした。その頃炩妃は第17皇子を出産する。

如懿からお願いされていた第5皇子の侍女の胡雲角を探るため、愉妃は胡雲角のメモ書きの処方を江侍医に調べてもらい、また李玉に胡雲角の荷物も調べてもらったが、胡雲角は田氏の娘であり炩妃と関わっていたことを知る。そんな時炩妃は自分の産んだ娘で穎妃が育ててる第7公主を自分のところに連れてくるのに強引に引っ張ってきたが、穎妃にも第7公主に反発を喰らう。炩妃は激怒して穎妃を杖刑にすると言い始めたが、そこへ皇太后がやってきて逆に炩妃は叱られてしまう。第5皇子の百か日を仕切らせるのは炩妃には能がないので無理と陛下は判断し、愉妃に仕切らせることに。また穎妃は久々に会った陛下の娘に「炩妃は皇后になることしか頭にない」と吹聴し陛下の娘もそう思ってしまう。

炩妃の侍女を如懿の侍女の容珮が連れて来て、炩妃の今までの悪さを吐かせようとするが吐かない。しかし長い間拘束していた。炩妃は戻ってきた侍女が下手なことを吐いたのではと疑心暗鬼になっている。その侍女に墓参りを頼み、外出させた。口紅に塗った紅に毒が混ざっておりこの侍女は道中具合が悪く亡くなりそうだったが、愉妃が江侍医に尾行を頼んだため侍女の一命を食い止めた。また食事で徐々に第12皇子の健康を損ねようと企んでいた炩妃だったが、突然皇太后が第12皇子を引き取って一緒に食事をするようになったため、その計画はおジャンとなった。第12皇子が「以前の食事がいい」と言い始めたので、皇太后は以前の食事を調べさせそこから毒キノコの存在を突きとめた。また陛下の娘は炩妃に子育てをさせない方がいい、子供に良からぬことを喋っているからと助言し、陛下は炩妃の元にいる子供全員を他の妃の元へと送り込んで子育てさせることにした。

陛下が過労で倒れた時、炩妃は仲間の包侍医から陛下が深刻であることを聞いており、また扁額の後ろに皇太子の名前を記したものを隠していることを知ると、陛下が寝ている隙に自分が書いた自分の子である第15皇子の名を書いたものを額の後ろに隠そうとした。しかしそれが陛下にバレ、愉妃が来て第5皇子の死が炩妃と関わっていることを証言し、炩妃の弟も来て証言。また凌雲徹が残した凌雲徹と炩妃の名前の入った指輪を差し出す。皇太后も来て第12皇子に盛られた毒キノコの件も証言。皆で炩妃の悪事を暴露した。如懿がこれまで手縫いで仕上げた亡くなった人たちの名前を記した経幡を広げ、炩妃に叩首するように言い、無理やり叩首させた。陛下はそれを知って激怒。苦しみながら死ぬという薬を炩妃に飲ませた如懿は禁足を解かれ、玉璽なども返還されたがそれを拒否する。

陛下は如懿を訪ね話をする。如懿は「蘭因絮果(らんいんじょか)」の意味がようやく分かったと陛下に言う。「咲き誇る花はいつかは散るものだ」と。如懿はかつて若き日に画家に描かせた陛下と自分の肖像画の自分の部分だけを切り取って火にくべた。陛下が狩りに出かけている間、如懿は侍女の容珮に昔話をしている間、静かに眠りこみ亡くなってしまう。侍女の容珮も如懿の後を追って殉死。陛下は如懿の訃報を知り様々な如懿との思い出を思い出し涙する。しかし崩御とせず単なる死亡としたため、皇太后に陛下は叱られる。

9年後まだ炩妃は生きていた。第15皇子が立派に育ち皇太子として任命するのに母親の炩妃の存在が厄介と判断され、炩妃は始末される。また如懿の切った髪を大切に小箱にしまっていた陛下=今は太上皇は自分の白髪を切り落とし同じ箱に入れて、その後亡くなる(完)


面白かった。長かったけれど。そして豪華絢爛で美しかった。次から次へと側室が入っては後宮での陰謀、策略があり、悪意が全くない主人公の如懿もそれに巻き込まれてしまう。最後は悲しいかな、「蘭因絮果(らんいんじょか)」の言葉を吐く如懿。「蘭因絮果(らんいんじょか)」とは「男女の情が美しいのは最初だけ。いつかは滅んでしまうこと」「最初は良縁と思えた関係も、最終的には悲しい結末を迎えること」とありました。このドラマはこの言葉に集約されている気がしました。地位も権力もお金も本当は要らないと思っていた如懿。欲しいのは陛下の愛だけだった。結構悲しいドラマでもありました。

それと楽しかったのは知っている役者さんが次から次へと出て来たこと。映画「至福のとき」の主役の女の子ドン・ジエ(薫潔)が皇后の富察琅嬅役。意外と少し悪い役も合ってた。「慶余年」の海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)役のシン・ジーレイ(辛芷蕾)は金玉研役、嘉妃役。彼女の演技力は素晴らしかった。一番良かった気がする。同じく「慶余年」の林婉児(リン・ワンアル)役のリー・チン(李沁)が寒香見役。美ししくて凛として彼女にピッタリな役だった。「蓮花楼」の肖紫衿役のホアン・ミン(黄宥明)が李玉役。この役がとってもいい役だった。何か惚れそうなくらいに素敵だった。「琉璃」や「山河令」にも出てて、役によってこの人印象が全く違くて結構いい役者さんかもと思った。「30女の思うこと」の主役だったトン・ヤオ(童瑶)が高晞月役、慧妃役。我儘な感じが雰囲気にピッタリだった。あとチョン・イーのドラマ「与君歌」「南風知我意」「琉璃」に出てたチャン・ユーシー(張予曦)が芸妓役としてちらりと出て来たりもびっくりした。こういったちょい役から今や主役にもなってるのだなあと思った。陛下役のウォレス・フォ(霍建華)が宮廷ドラマのどの陛下よりも顔立ちが整って美しかったのも良かったし、主役の如懿役のジョウ・シュン(周迅)も中国四大女優と評されるだけありとてもうまく素敵だった。naonaoお勧め度★★★★★👑

この記事へのコメント

  • naonao

    >ぼんさん、miffyさん、たいちさん
    niceありがとうございます。
    2026年02月11日 20:27
  • たいち

    niceです。
    2026年02月07日 22:38
  • miffy

    (。˃ ᵕ ˂ )ƅ Nice!
    2026年02月07日 16:03
  • ぼん

    ナイスです!
    2026年02月07日 11:17