ゆきてかへらぬ

日本映画「ゆきてかへらぬ」を観ました。


2025年の作品。IMDb評価は6.3。中原中也と小林秀雄、長谷川泰子の三角関係を描く。激しく狂気に満ちた恋愛模様でした。大正から昭和初期のその時代の建物や服装、装飾品など結構お洒落でした。

17歳の学生だった中原中也(木戸大聖)と20歳の駆け出しの女優の長谷川泰子(広瀬すず)。京都の中原のアパートを出ようとする泰子を花札で引き留め、またずるずると泰子が中原のアパートに居続ける。ある日中原が泰子の稼いだ金で「女郎を買ってくる」と言い花街に出かけ、泰子を待たせている間男たちに泰子が絡まれる。中原は男と戦いボコボコにされる。後に「女郎を買ったというのは嘘だった。友人の富永に会ってきたんだ」と中原は泰子に告げる。

中原の友人の富永が家に来たときに、「富永が血を吐いているのに休ませてあげることさえできないのか」と中原が泰子をなじると、泰子は家を出ていってしまう。しかし泰子はすぐに平気な顔で戻って来る。

中原は京都を離れて「東京に行かないか?」と泰子に聞き、一緒に東京へと出る。中原は東京にいる友人小林秀雄(岡田将生)に会わせたいが、泰子は全く乗り気でない。中原がいないときに小林が家を訪ね、ランボーの詩の原書を持ってきた。小林は泰子とふたり話をする。泰子はチェーホフの桜の園のセリフを覚えていて披露する。

その後中原、泰子、小林の3人でボート遊びや泰子の出演した映画を観る。中原が先に家に帰り、泰子と小林が二人きりになると小林は泰子を口説き始める。「全生活をあげて詩を作っている」という中原に対し、「全生活をあげて恋をする人もいる」という泰子。中原と泰子は喧嘩をする。中原がいない間に荷物をまとめ小林のところへ行く泰子を小林が待つ間、中原が戻ってきてしまう。察した中原は泰子の荷物を持ち、小林の家までついていく。「お茶でも飲んでいけば?」「遊んで行けよ」と言われ、中原は小林の家にあがっていく。泰子は「これは自分で決めたのよ」と話す。

小林と一緒に暮らすようになった泰子は、自分がいつも小林に分析されているように感じ狂い出す。結婚祝いに中原が持ってきた時計を「同じ時計の音で中原と繋がっている」と泰子は狂ったように叫び出す。小林は中原の詩を読み「天才」と言い、「泰子が近頃おかしいんだ」と話す。中原は「異常にしたのはあんただよ」と言い返した。

3人で遊園地に出かけ、その後チャールストンを踊る。中原は「お見合いすることにした」と話す。相手の写真を見せると泰子は写真を破り中原を叩いた。それからしばらくして小林が泰子に別れようと話す。泰子は「私には小林と中原のつっかえ棒が必要」と言う。しかし小林は「僕と別れれば君の神経症も治る」と言う。泰子はおかしくなり見知らぬ男に公園で「私を抱いてくれませんか」と頼み始める。小林は奈良へ行ってしまう。中原は泰子を迎えに来るが、泰子は戻らなかった。「一人で生きていく」と中原に告げた。

3人で久々に会う。中原の息子が亡くなり中原は具合悪い。この時中原は結核菌が脳に入る脳膜炎に罹っていた。それを泰子が初めて知る。その後小林から泰子に電話が入り「中原が亡くなった」と連絡受ける。泰子は葬式に出て「終わったのよ」「私たちの不幸が」とつぶやき、かつて中原からもらった赤い手袋を棺に入れた(完)

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結構いかれてたこの3人。最後までずっと繋がっているのが凄いと思った。私生活で嫌な思いをしたら縁は切りたくなるものだけれど。美しい映像ショットが時々あり素敵だった。木戸大聖が中原中也に何となく似てる。お堅い評論をたくさん書いてる小林秀雄が、中原中也と女優を取り合っていたことを初めて知りました。岡田将生を観たくて観たけど、観れて良かった。naonaoお勧め度★★★★

おまけ:この映画のトレーラー

この記事へのコメント

  • naonao

    >ぼんさん、たいちさん、てんてんさん
    niceありがとうございます。
    2026年01月31日 12:24
  • てんてん

    (。・ω・)ノ゙ Nice‼です♪
    2026年01月28日 22:50
  • たいち

    niceです。
    2026年01月28日 22:40
  • ぼん

    ナイスです!
    2026年01月28日 11:33