韓国映画「20世紀のキミ」(20th Centry Girl)を観ました。
2022年の作品。IMDb評価は7.4。ラブストーリー。青春もの。「ソンジェ背負って走れ」でピョン・ウソクが気になったので観ました。キム・ユジョンが主演なのでてっきり軽いラブコメなのかと思って観ましたが、結末に涙しました。キラキラした青春が素敵で切なかった。
ボラ(キム・ユジョン)は心臓手術のため渡米する親友ヨンドゥに代わり、ヨンドゥが気になっているという男の子ヒョンジンを遠くから観察する役目を買って出る。毎日背の高さや靴の大きさ、彼が好む飲み物などメールで報告する。ヒョンジンが放送部に入ると知れば、ボラも入って近づきヒョンジンの情報を得ようとするが、放送部に入ったのは、ボラ本人とヒョンジンの友人のウノ(ピョン・ウソク)だけだった。ウノはいつもヒョンジンと一緒だったので、この友人から情報を得るのも悪くないかと思ったボラ。
いつもヒョンジンを気にしているボラを勘違いし、ヒョンジンはボラが自分を好きだと思い「付き合おう」と言ってくる。これを猛烈に否定するボラ。そのうちボラは、怪我した足の包帯を巻いてくれたり、修学旅行で泊まっていたときにボラが酔って先生にバレるのを助けてくれたりするウノが好きになる。ウノもボラの家のビデオ屋でボラが店番しているのを知って、向かいのアイスクリーム屋でアルバイトし始め、帰りにはアイスクリームを買って一緒に食べたりする。近くにウノが昔住んでた家でウノが植えたプラムの木があり、プラムの実を取って食べる。「一緒に映画どう?」とボラが聞くと、ウノにキスされ「週末に」と言われる。
しばらくするとヨンドゥがアメリカから帰国。心臓手術は成功した。そしてヨンドゥが好きなのはヒョンジンでなくウノだと知り、ボラはがっかりし大きなため息をする。ボラは自分の代わりにヨンドゥを映画デートに行かせる。何度もポケベルに連絡が入りボラはウノと会い、「誤解させて悪かった」とウノに噓をつく。
放送機器のことを聞きに行った後、ボラ、ヨンドゥ、ウノ、ヒョンジンの4人で遊園地に遊びに行く。心臓の手術をしたばかりのヨンドゥに気を使い、好きなジェットコースターに乗るのを諦め、ボラは自分の気持ちを押し殺しヨンドゥとウノをくっつけようとする。ボラとヒョンジンがジェットコースターに乗りに行くと、ウノが追いかけて来てヒョンジンをヨンドゥの元に行かせ、ウノはボラの隣のジェットコースターに乗り込む。高所恐怖症で震えるウノは「ボラが好きだ」と叫んだ。
ボラとヨンドゥの関係がギクシャクするが、ボラとウノの関係を悟ってヨンドゥはボラの気持ちをウノに伝える。ウノは弟のいるニュージーランドに行かねばならず、「情事」というアダルトビデオ(初めの頃ボラがこのビデオを観ていたと知って、ウノは興味がわいてボラからずっと借りていた)を返すためにボラのビデオ屋に行ったが、ボラの弟の入院騒動で一家はいず返すことができなかった。ウノが出発の日、ヨンドゥとヒョンジンが協力してボラを駅まで送ってくれ、ボラはウノを見送れた。ボラは自分の正直な気持ちを告白した。ウノは「すぐにニュージーランドから戻るから待ってて」と言って去って行った。
2000年の新年が明けた。ボラとウノはメールでやりとりした。そのうちウノからの返信が途絶えた。電話をするが話すことができず。ボラはソウルに出て大学生となり、何度かウノに電話した。そして留守電に半べそ搔きながら暴言を吐いた。そのうちウノのことを忘れていった。ブラインドデートで会った人が自分の名前がウノ(コンミョン)というと、ボラはその場で大泣きした。
15~6年の時が流れ、ソウルから実家に戻った大人になったボラ(ハン・ヒョジュ)。閉店する実家のビデオ屋で「情事」のビデオと展示会の招待状が届いているのを発見する。展示会に出かけるとウノの弟と会う。ウノは2001年に亡くなっていたことがわかる。ビデオにはウノ編集と書かれ、ウノが撮影した1999年の学校でのボラの様子など懐かしい映像が残されていた。またウノとウノの小さな弟の挨拶が入っていて「またすぐ戻るから」「21世紀のキミに会いたい」とメッセージがあった。
1999年が舞台。その時代のポケベル、Windowsの古い型のメールの書式、2000年ミレニアムの新年の祝いなど懐かしかった。大人になったボラが高校生の淡い恋をビデオを観て思い出し、ウノの残した「21世紀のキミに会いたい」と言った時には泣けた。またブラインドデートで来た人が自分の名前が「ウノ」と言った時ボラが大泣きするのも観ていて泣けた。
キム・ユジョンが子役からすっかり大人になってしまったけれど、相変わらず可愛い。「コンビニのセッピョル」みたいにテコンドーを今回も披露。元気いっぱいで明るいキャラが良く似合う。「ソンジェ背負って走れ」からピョン・ウソクを知りこの映画を観たけど、観れて良かった。ソンジェ同様、ウノも爽やかなキャラで素敵だった。この映画を観た「ソンジェ背負って走れ」の脚本家(「女神降臨」も書いているイ・シウン)が「ソンジェ背負って走れ」には「ピョン・ウソクのような俳優がいいと思った」というエピソードもあり、ピョン・ウソクがこの映画に出演していて良かったと思いました。
甘くて切なくてキラキラした青春。その時は全くわからないけれど、後から思いだすとそれがどんなに貴重なものなのかがわかる。テイストは全く違うけれど、先日観た「青春18×2」同様、藤井風の「満ちていく」の歌詞でないけれど「あの日のきらめきも 淡いときめきも あれもこれもどこか置いて」きてる私にとっては、青春ものがとっても輝いて見え、かけがえのない時だったことを今更ながらに思い泣けます。naonaoお勧め度★★★★★
おまけ:この映画のトレーラー