私の夫と結婚して(日本版)

日本ドラマ「私の夫と結婚して」を観ました。

6月27日から配信

2025年のドラマ。IMDb評価は8.4。韓国版「私の夫と結婚して(IMDb評価7・8)」の日本版で小芝風花と佐藤健が主演。いつもオリジナル版を観たらリメイク版を観ることはありませんが、珍しくリメイクした日本版が評判良くて評価が高いので日本版も観てみました。韓国版16話に対して日本版10話で日本版は内容がギュッと詰まってうまくまとまって見応え十分でした。確かにとっても良かったです。
ガンで余命無くなった妻が夫の浮気現場を押さえそこで殺されると、いきなり10年前のまだ結婚する前に戻っているという設定。そこから夫との結婚を避け、夫と浮気相手の幼馴染を結婚させようと奮闘し、自分の幸せを後押ししてくれる男性と幸せになる話です。大まかな話は同じですが、微妙に変え日本風にしてありそれがまた良かった。でも監督が韓国人でスタジオドラゴンが企画に関わっているので、時に韓国ドラマを観ている気分でもありました。日本ドラマだけど韓国ドラマみたいなドラマ。韓国版を1年以上前に観ていて細部は忘れていますが、これから観る人はこの日本版で十分かもと思いました。

参考:韓国版「私の夫と結婚して」のレビュー⇒https://naoazucar.seesaa.net/article/2024-12-21.html

大筋は一緒なのであらすじは今回省略。ただ気づいた違う点などについて私も韓国版の自分のレビューを読んで思い出しながら書きたいと思います。

大学時代ミサ(小芝風花)が大学構内の池にいた亀にカメキチと名付けて可愛がり、それを当時見ていたワタル(佐藤健)が干上がった池からカメキチを救助してその後もカメキチを育てていた。ミサもワタルもパソコンのログインパスワードはカメキチだった。ちなみに韓国版で育てていたのは猫。亀がこの日本版ではよく出て来てた。ミサの父親が作る飴の包み(不二家のミルキーの飴の包みみたい)で作る亀、ミサとワタルが通っていた亀もなかが有名な和菓子屋のまめかめ堂という名前とか。ミサの父が作る飴の包みで作った折り紙を飴やチョコレートと一緒に渡されたワタルが大切に持ち続け、それを後に発見したミサは不思議な気持ちになるのだけれど、韓ドラ版ではハートのマークがそれにあたっていた。
映画「ラ・ラ・ランド」「君の名は」、タピオカ、インスタ、緊急時事態宣言、2021年のオリンピック無観客での観戦、コロナ、大谷選手、ウーバーイーツなど、未来の2025年から2015年に戻った二人が知っていてつい口に出したこと。ラグビーの五郎丸の映像もあった。韓ドラではBTSの曲が当時になく未来を知る二人だからこそ知ってる情報だった。

「起こることは起こる。それならキャスティングを変えればよい」「身代わりがいれば運命を変えられるかもしれない」ということでワタルの代わりにミサの元夫トモヤ(横山裕)が亡くなり、ミサの代わりに幼馴染のレイナ(白石聖)が亡くなった。先輩がミサの代わりにガンに罹り離婚するというシナリオは韓ドラと一緒だった。韓ドラではジウォンの母とスミンの父(つまり日本版ではミサの母とレイナの父にあたる)、ジヒョクの元婚約者(日本版ではワタルの元婚約者にあたる)まで出て来ての事件が起こったけれど、日本版では彼らは出演せずトモヤもレイナも自滅していく感じだった。

韓ドラでは戻ってからもう一度元夫と結婚するけれど、日本版ではミサはトモヤと結婚せずトモヤとレイナを結婚させてスピーチでミサは「私が捨てたゴミを拾ってくれてありがとう」と音声を切った状態で言い、それを後からレイナが気づくという感じに仕立てていて怖かった。ミサの祖母がレイナによって連れ出され、ミサも拉致され首を絞められ、観覧車の中でレイナと揉めたりと残り2話くらいがサスペンス強めだった。レイナは観覧車から身を投げ、トモヤはレイナに車に細工されて交通事故で亡くなった。

最後は和菓子店を引き継いだミサと、もともと関心のあった食品ラボを立ち上げ大学で学び直したワタル。ミサからワタルにプロポーズしてワタルもプロポーズしようと用意してた指輪をはめてキスしてプロポーズ。ハッピーエンドでこれ以上いうことなしでした。

佐藤健は好きでも嫌いでもないけれど、いい作品に恵まれている役者さんだと思う。評価高いドラマや映画に出ていることが多いので、やはり気になって観てしまう。小芝風花は初めて彼女主演で観たけれど、とってもうまいと思いました。可愛らしいし。住吉先輩役をした田畑智子は結構好き。最近では「しあわせは食べて寝て待て」にも出てて、ほのぼのしてる感じがとっても好感度高い。ミサを慕っていた同級生のシェフ田辺役は七五三掛龍也。Travis Japanのメンバーらしい。歌って踊れて演技ができる人は最強だと思っているので凄いなと思う。悪人になったトモヤ役がバラエティの印象しかない関ジャニ(今は名前が変わったけど)の横山裕、レイナ役が白石聖。2人ともとってもうまかった。それぞれの人間性みたいなものを作られた生い立ちや環境も描かれてありこうなってしまった感じも理解できた。

このドラマのロケで使われていた場所にはお馴染みのところがありハッとしました。まずは浅草橋のギャラリー兼カフェのルートサイトギャラリー。昭和初期の古民家で江戸小唄の市丸姐さんの屋敷だったところ。2,3年前にお邪魔してお茶したことがあり、懐かしかったです。また隅田川沿いで墨田区の東京ミズマチにあるLAND_A。ここら辺は時々足を運んでいてその近くの公園で去年カリブラテン祭りに行ったことも思い出しました。映像を通して見ると結構美しく映ると思いました。韓国版よりコンパクトな分日本版の方がお勧め。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ:TAKUMI&KYOSUKE(INI)が歌う「So You Can Shine」
傘をさすシーンがまるで韓ドラの「ソンジェ背負って走れ」のシーンを彷彿とさせる。日本ドラマだけど韓ドラみたいなシーン、映し方がたくさんあった。

団地のふたり しあわせは食べて寝て待て 続・続・最後から二番目の恋 不適切にもほどがある

日本ドラマで気になったものをいくつか観ました。

まずは「団地のふたり」
2024年の作品。IMDb評価は8・0。ほのぼの、のほほん。ゆるくて楽しいドラマでした。
55才の幼馴染の非常勤講師のノエチ(小泉今日子)とイラストレーターのなっちゃん(小林聡美)のコンビネーションが抜群。
団地では50代は若手と言われ、住民のいらなくなった昭和の物をネットで売ってあげたり網戸の張替えを頼まれる。
老眼や筋肉痛、更年期と戦いながらも何とか日々を暮らす。
なっちゃんの作る食事が美味しそう。
韓ドラ「恋の離着陸」(「愛の不時着」のもじりで笑える)に夢中になったおばさんが、韓国語を習い始めるのが何だかアルアル。
オフコースやアリスの曲、「異邦人」など昭和の歌も懐かしい。
「(色々あったけど)それでも私たちは生きていく」
脱力系のドラマで癒されました。naonaoお勧め度★★★★★👑

ドラマ『団地のふたり』が浮き彫りにする50代女性のリアルとは? 小泉 ...

続いて「しあわせは食べて寝て待て」
2025年の作品。IMDb評価はまだついてません。先月終わったドラマ。
こちらも緩やか癒し系。じんわりとした温かさがあるドラマ。
膠原病のさとこ(桜井ユキ)は週4でパートで働く38歳。団地に引っ越しを決め、隣に住む大家さんの鈴(加賀まりこ)と薬膳を良く知る大家さんのところに居候している司(宮沢氷魚)と仲良くなり、薬膳のことを勉強するようになる…。
偶然にも「団地のふたり」の団地と同じ団地が舞台で、ロケ地も東京都東久留米市にある滝山団地(夕日野団地)で同じらしい。

春には青い野菜。梅雨にいいのは黄色の食材。お腹の調子を整えるコリアンダー。関節の痛みに効くローリエ。ジャスミンティ+陳皮でその香りが気分をあげ血の巡りを良くしてくれる。栗はやる気を出させ、黒いものは老化予防。秋は白い食材。柿はカラダを冷やすが干し柿は消化吸収にいい…。たくさんの身体にいい食べ物が出てきました。またネガティブ・ケイパビリティ(できない自分を認める能力)やネガティブな言葉の後に「なんて、うそだけどね」と言ったり、友人の無理な要望に対して「やれるだけやった」と自分を大切にするなど、精神面でのモヤモヤを解決してくれる話も。ずっと一軒家にしか住んだことがないので団地の良さは知らなかったけれど、このふたつの団地のドラマを観る限り団地住まいも良さそうと思えました。naonaoお勧め度★★★★★

幸せは食べて寝て待て

「続・続・最後から二番目の恋」(2025年)
もともと「最後から二番目の恋」「続・最後から二番目の恋」が大好きで当時熱中して観てました。
2012年、2014年の放送のあと、11年経っての3シーズン目。IMDb評価は1,2シーズンが8・4。
3シーズンのこのドラマは評価まだですが、1,2シーズン同様8・4くらいはありそうです。

毎回笑える。時にしんみり泣けるときも。特に長倉和平(中井貴一)と吉野千明(小泉今日子)の掛け合いがいつも楽しい。周りのキャラ濃いめの人たちも楽しくて、ホームドラマとラブコメが合わさった感じも良し。
長女の典子(飯島直子)は子供が巣立ち、夫がいなくなってから新しい自分らしさを模索し夫が戻ると一緒にキッチンカーを始める。長男の和平は鎌倉市役所を退職後も嘱託で働きその後副鎌倉市長となる。双子の次男真平(坂口憲治)は双子の父となり病も心配もなくなった。双子の片割れの次女万里子(内田有紀)は千明の下でもう10年以上脚本家として働き、自分の書きたいものを書き他でも仕事を始める。
今も千明と一緒に飲み食べ歩いてる友人二人(森口博子、渡辺真起子)もずっといい友達で、早田(石田ひかり)が通訳で市役所に雇われ和平と顔を合わせ、医者の成瀬(三浦友和)が千明のかかりつけ医となり、早田は和平に、成瀬は千明にちょっとした恋愛感情を持つことに。
そして千明は退職前にドラマを作り、退職すると60の祝いを長倉家で祝ってもらい、千明と和平はこれからもずっと寄り添って生きていく感じ。毎回楽しすぎた。何年かしたらまた同じ顔触れでその後を見せて欲しい。naonaoお勧め度★★★★★👑


「不適切にもほどがある」
2024年の作品、IMDb評価は7・6。「ふてほど」が流行語大賞を獲ったので去年の年末に観ました。
昭和のあれこれが懐かしく笑えた。突然ミュージカルになるのも。深キョンの出てた「ルパンの娘」みたいで楽しかった。
1986年から2024年にタイムリープして不適切な言葉を発する主人公の市郎(阿部サダヲ)が毎回可笑しかった。
昭和と令和ではこうも変わったか、と認識させ懐かしい世界でした。
セクハラ、パワハラ、タバコすぱすぱの世界。そうだった~。
令和の今もちょっと行き過ぎてると思える事象もあり、それでも昔より今の方が断然生きやすくなったと思えました。
それでも「寛容が肝要」は名言。

主人公は昭和の世界と令和の世界を行ったり来たりしながら、自分の娘純子(河合優実)が若くして亡くなる将来も知り、孫(仲里依紗)とは知らずに恋愛感情を持ってキスしようとしたらビリビリ電流が流れたり、タイムリープできる方法を考えた自分の元生徒とも再会し、主人公とは逆に令和の世界から昭和にリープしてきた元生徒の奥さん(吉田羊)とも出会ったりします。
昭和の世界では娘の恋人ムッチ先輩(磯村優斗)で、令和の世界ではその子供(磯村優斗)=一人二役も出て来て、娘純子の夫となるゆずる(若き日を錦戸亮、年取ってからを古田新太)との再会で過去を振り返ったり。
キョンキョンや岡田将生がちらりと出てたのもお楽しみでした。

人気があってシーズン2も作られるらしい。こちらも楽しみです。naonaoお勧め度★★★★★

阿部サダヲが“不適切発言連発のダメおやじ”に。クドカンが『不適切にもほどがある!』で連ドラに帰ってくる!_img0

さよならのつづき

日本ドラマ「さよならのつづき」を観ました。

さよならのつづき

2024年の作品。IMDb評価は7.3。ラブロマンス。脚本は岡田惠和。東武スカイツリーに乗り入れてるメトロ半蔵門線、東急田園都市線に乗ったら、車内がこの「さよならのつづき」の広告にジャックされていたので観てみることにしました。ちょっと突っ込みたくなるところもあったけれど、8話と短くて観やすくよくできてました。

恋人同士でちょうど旅行中にサエコ(有村架純)にプロポーズしたばかりの雄介(生田斗真)だったが、その旅行中に事故に遭い、サエコだけが生き残り雄介は亡くなる。雄介の心臓はすぐさま成瀬(坂口健太郎)に移植され、成瀬はそれ以来突然心臓の元持ち主の雄介の記憶をフラッシュバックのように観るようになる。しばらくして偶然にもサエコと成瀬は通勤電車で会い、仕事先でまたも出会い距離を縮める二人。そして雄介の心臓が成瀬に移植されたことを知るとサエコはますます成瀬に会わずにいられなくなる。

成瀬は突然ピアノが弾けるようになり、苦手だったコーヒーが好きになっていた。ピアノとコーヒーは雄介が愛してやまないものだった。雄介の妻(中村ゆり)に「会うのを止めてほしい」と頼まれてもサエコは拒否して会っていたが、その後知り合い(三浦友和)のいるハワイへ単身飛び、成瀬とは決別する。しかし成瀬は心臓の調子がおかしくなり、成瀬の元を去ったサエコをハワイまで追って、成瀬の妻の公認のもと最後のときを過ごす。成瀬亡き後、サエコと成瀬の妻は仲良く会ったりしている…。

成瀬の妻からしたら本当に酷い話だけれど、視点はサエコと成瀬にあり二人の恋愛、特にサエコにとっては亡き恋人の雄介が好きで、その心臓を持っている成瀬が好きになり、もしかしたら純粋に成瀬が好きになっているかも、と混乱しているシーンが描かれ、成瀬にとっても以前の自分でなくなり妻は好きだけれど、サエコも好きになっていく自分に戸惑いが描かれていました。臓器移植した人の記憶が移植された人に残り、嗜好も性格も変わってしまうというのは聞いたことがありますが、きっとそうなのだろうなあと思いました。

岡田惠和の脚本は以前から素晴らしいと思っていました。ドラマでは「最後から二番目の恋」「チキンレース」「泣くな、ハラちゃん」「天国で君に逢えたら」「バンビーノ!」映画では「余命10年」「天国は待ってくれる」「いま、会いにゆきます」を観ているけど、そのどれもが印象に残っている。岡田惠和の脚本はいいなと改めて思いました。「亡くなった人を思い出すのは亡くなった人が会いたがっていること。だから思い出すのはいいこと」「運命だな」と古い焙煎機が見つかったときに同僚(イッセー尾形)の言った言葉が、サエコと成瀬が何度も出会っていることを示唆し、この運命という言葉が効果的に使われていました。

穏やかでタッチも優しく、上質な映画を観ている感じ。舞台が北海道の小樽というのも美しくて、その対比でハワイも絵になりました。過去に色々繋がっているところが韓国ドラマみたいだったけれど、日本ドラマの良さも出てて、今じわじわと人気が出てるとのこと(Netflixで非英語圏のドラマ部門10位以内にランクイン)ハワイの空港で雄介と成瀬が演奏するジャクソン5のI Want You Backの曲がポップで素敵だった。naonaoお勧め度★★★★

おまけ1:このドラマの主題歌は米津玄師のAzelea

おまけ2:成瀬(坂口健太郎)のピアノ演奏。ジャクソン5のI Want You Back

First Love 初恋

日本ドラマ「First Love 初恋」を観ました。


(ネットフリックスで配信中)


2022年の作品。IMDb評価は8.4。1999年から2022年の現在に至る20年間のラブロマンス。全9話。8話は泣けた。9話は伏線回収が見事な回でラスト2話が凄すぎた。現在と過去を行き来し二人の軌跡を描く。ドラマというより美しい映画を観るようでした。韓ドラを観てる感覚がありました。韓ドラと似てる部分がある。そして韓ドラ「愛の不時着」「太陽の末裔」のようにちょっと完璧すぎるくらいの仕上がり。評判以上に秀逸なドラマでした。

高校生でつきあっていた春道(木戸大聖、佐藤健)と也英(八木莉可子、満島ひかり)が大学生になり遠距離になって、二人は久々に会うと口げんかし、也英は事故に遭い記憶を失ってしまう…。春道は空軍パイロットに、也英はキャビンアテンダントになるのが夢だったが、2022年の現在は春道が警備員、也英はタクシードライバーだった。その二人が也英の子供、綴(荒木飛羽)を通して再会。春道は也英と気づくが也英は全く春道に気づいていなかった…。

俳優陣が豪華でした。ダブル主演の上に、也英の母役に小泉今日子、也英の父役に井浦新、也英の元夫役に向井理、也英を好きな同僚役に濱田岳、春道の親友役に中尾明慶、春道の恋人役に夏帆、春道の妹役に美波。つい先日観たばかりの「silent」に出てた夏帆さん。ここでも振られ役で彼女の役は「silent」同様切なかった。そして「silent」のように春道の妹が聴覚障碍者で春道の家族は皆手話を使い、妹の結婚式で春道が手話で挨拶しているシーンが印象的。また記憶喪失の也英が手話だけは覚えていて、自然に手を動かしているシーンも。紆余曲折、いろいろあって、宇多田ヒカルの「First Love」を綴と聴いた瞬間、也英の脳裏にはすべての記憶が蘇る。春道が初恋の人であることがわかった途端、也英の涙が止まらない。このドラマのクライマックスシーン。泣けた。彼女はすぐさま春道のいるアイスランドへ飛び彼の許へ。パイロットになっていた彼の運転する飛行機内でキャビンアテンダントとして働く也英の生き生きとしたラストシーン。初恋も成就、夢も成就。これ以上ないハッピーエンドでした。映画「タイタニック」、自衛隊のイラク派遣、3・11東日本大震災、コロナ、オースティンの「高慢と偏見」、プルーストの「失われた時を求めて」、宇多田ヒカルの「First Love」「初恋」、CDプレイヤー。時代を反映した事柄、懐かしいもの、親しみのあるもの色々。主な舞台は北海道で、半年前に行った北海道で通ったロータリーが映ったのも懐かしかった。役者、映像、脚本、編集が揃っていました。特に時間軸をたくさん前後させるその編集力がピカイチ。このドラマをきっかけに、日本のドラマが海外の人たちにたくさん観られるようになったらいいなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

おまけ:宇多田ヒカルの「初恋」

silent

日本ドラマ「silent」を観ました。


silent -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX [Blu-ray]

silent -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX [Blu-ray]



  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント

  • 発売日: 2023/08/25

  • メディア: Blu-ray






2022年の作品。IMDb評価は8・3。「泣ける」ドラマとしてバズッたドラマだったので観ました。絶妙なタイミングでかかる音楽、手話、静かな音のない世界、それぞれの人を想うまっすぐな気持ちが痛いほど伝わり、毎回泣きモード。時には号泣。いいものを観ました。

紬(川口春奈)は高校の時に付き合っていた想(目黒蓮)と8年ぶりに駅で再会し、彼は通常の会話ができず手話を使い始めた。ショックを隠せない紬…。突然聴覚を失った想は当時恋人の紬にもそのことを告げずに、一方的に別れを告げていた。想と一番の親友で、今は紬の恋人である湊斗(鈴鹿央士)も紬と想の再会少し前に、想の耳が不自由である事実を知る。紬は想とコミニュケーションを取りたい一心で手話学校へ通い、手話を習い始め、想と頻繁に会い始めると、聴力を失ってからいつも想と一緒にいた奈々(夏帆)が不安になり、湊斗も紬を振ることに…。

お互いの気持ちをまっすぐ伝えることがいかに大切か、それが手話であろうとなかろうと(たぶん外国語であろうとなかろうと)その大切さを思いました。現実ではそう簡単にはいかないけれど、それでもそれが最も大切。言葉にすることが最優先。思いの丈を伝えること。このドラマの強いメッセージだった。

みんな素晴らしかった。いい人たちばかりのドラマだった。主役二人(まっすぐな紬が川口春奈さんにぴったり、目黒蓮くんは顔の表情演技が抜群だった。目黒くん、鈴木亮平さんやカン・ハヌルくんに似てる)はもちろんだったけど、個人的には湊斗(鈴鹿央士)くんに一番やられた。こんなにも優しさの塊で、周りに気遣いして、挙句にうまくいってる紬と仲をなきものにするだなんて。こんな人本当にいるのか?と思ったキャラ。でもこういう人はきっとどこかにいるのでしょう。彼には絶対に幸せになってもらいたい、そう強く思いました。奈々演じた夏帆さんが手話通訳なしに自由に手話ができるレベルにまでなっていたと記事で読みましたが、本当に彼女は素晴らしかった。彼女の演技を観るのは、岡田将生くんとの共演の学園ドラマ以来。凄い昔。キュートさは依然健在でまるで年取ってないみたいだった。すべて手話の演技がナチュラルすぎて圧巻だった。

小田急線の世田谷代田駅、渋谷のタワーレコードが頻繁に映り、ちょっと出かけてみたくもなりました。カフェはどこ?と調べたら渋谷駅から15分くらいのアネアカフェ松見坂という名のカフェだとすぐわかりました。また想が読んでた本や奈々に貸してた本など調べたら、若菜晃子の「途上の旅」「旅の断片」、峯澤典子の「微熱期」「水版画」であることもすぐ判明。ちょっと読んでみたいなと思いました。

役者も揃い、セリフも良かったし、映像も良かった。サイレントの題名通り静かなドラマだった。手話しているときのその静かさが何と心地いいことか。だからなのかドラマの没入感が半端なかった。音楽の入り方が絶妙で、感情が高まったその瞬間に間髪入れず音楽が入るので余計に涙を誘いました。残り何話かが少し失速した感があったけど、それでも秀逸なドラマでした。韓ドラや華ドラばかりに走っている今日この頃。日本のドラマもいいと教えてくれた一本になりました。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ:主題歌、official髭男dismのsubtitleの曲が頭から離れない。