おつかれさま

韓国ドラマ「おつかれさま」(When Life Gives You Tangerines)を観ました。


2025年の作品。IMDb評価は9・3。IMDb評価は時間が経つにつれ若干変わりますが、今現在の評価は「愛の不時着」8・7、「ソンジェ背負って走れ」や「哲仁王后(チョルインワンフ)」8・6、「輝くウォーターメロン」8・9ですが、このドラマは驚異の9・3をたたき出しています。IMDb評価9・3も出してる韓国ドラマって一体何?と思い観始めました。結果、毎回毎回、涙、涙で観るのに体力を使いました。およそ1960年代頃から今に至る済州島と釜山を舞台にした家族の物語で、NHKの朝ドラの「カムカムエヴリバディ」みたいな親から子供、またその孫へと連なる三世代を描く物語。演じるのは人気と実力も備えてるIUとパク・ボゴムで(年取ってからはムン・ソリとパク・ヘジュンが演じてる)済州島に生まれ育ったエスン(IU)とグァンシク(パク・ボゴム)の二人が軸。IUは彼らの娘役も演じ一人二役で、2025年の百想芸術大賞で最優秀演技賞(女性)にノミネートされてますが、一番受賞に近いのではないかなあと思える抜群の演技力でした(他にも母役のヨム・ヘランがうまかった。作品賞も期待できるけど、このドラマの他「ソンジェ背負って走れ」からのたくさんのノミネートもあり、このドラマも好きだったのでどちらがより多くの賞を獲るのか5月5日の百想芸術大賞発表も楽しみです)何しろエスンが結構激しく泣く場面が多かったです。迫真の演技だったので観ているこちらも良く泣けた。泣きたい人はこのドラマはお勧めです。

 

ストーリーは、母(ヨム・ヘラン)が再婚しその母は亡くなってしまう。義父(オ・ジョンセ)と住み義妹の面倒を見ながらキャベツ作りをしているエスン(IU)。幼馴染のグァンシク(パク・ボゴム)がエスンをずっと好きで、行き場を失っているエスンと共に釜山に駆け落ちをし、持ち出した貴金属の入ったカバンを泊まった宿屋の人に盗まれてしまう。エスンは貧しさのために進学を断念。本当は詩人になりたかった。それでグァンシクとは結婚をしないと宣言し、金持ちのサンギルと見合いをするが、土壇場でグァンシクを呼びグァンシクは帰るフェリーから海へ飛び込みエスンの元へ。二人は結婚することになる。エスンはグァンシクの母に歓迎されていず「グァンシクの夢があなたのせいで奪われる。邪魔しないで欲しい」とまで言われていたのに結婚したので余計に嫁いびりされていた。結婚して二人にはすぐ女の子クムミョン(IU)が生まれる。義母は男の子を産めとエスンに3000回もお祈りをさせ変な祈祷までする。三輪車に女の子が乗ることまで反対する義母。嫁いびりに気付きグァンシクは家を出ることを決意。三人で生活を始める。

かつてエスンが見合いをしたサンギルの下で船乗りとして働き始めたグァンシクは、指を怪我したが稼ぎたいために黙って働きすぐに医者に行かなかったため後々まで指が曲がらなくなった。サンギルの意地悪もあった。エスンは祖母の元に行き、資金をもらいグァンシクの船を買いグァンシクは船長となり稼ぎ、かつてエスンが母と暮らしていた家を買い戻す。その頃長男が生まれる。また次男も生まれるが次男は3歳くらいで亡くなってしまう。

 

1987年のソウルオリンピック前年に済州島の道の整備のために立ち退きなどさせられる。その頃漁村組合長に立候補したエスンは見事組合長となる。「30年かけてやっと長になれた」と嬉しさを隠せないエスン。エスンの娘クムミョン(IU)はソウルに出て大学生となっていた。家庭教師で雇われた先に替え玉受験を頼まれ断ると、ダイヤモンドの指輪を盗まれたと疑われる。しかし家庭教師先のお手伝いさんがクムミョンの父と母に若いころ釜山の宿で助けてもらったことを覚えていてクムミョンを助けた。クムミョンは日本留学を夢見ていたが、それを知った両親は家を売り資金を作りクムミョンの願いを叶えさせる。学ぶことのできなかった母エスンは大喜びし、クムミョンは両親の愛情を知り大泣きする。

日本から戻ったクムミョンは映画館で働き始めそこで映画の看板を描いているチョンソプ(キム・ソンホ)と知り合う。クンミョンは一酸化中毒で意識を無くした時、母のエスンが夢を見てちょうど彼女を訪ねて救った。エスンが小さな時に誘拐されそうになったのをエスンの母によって助けられたのと一緒だった。 クムミョンには7年もつき合った兵士のヨンボム(イ・ジュニョン)と言う恋人がいたがヨンボムの母に「家柄の違い」を指摘され大反対される。結婚まで約束して両家の顔合わせもしていたのに、2人は泣く泣く別れることになった。後にクムミョンは兵役を終えたチョンソプに再会。クムミョンはリストラされ偶然通りかかった昔自分がバイトしていた映画館を目にして映画館に入った。チョンソプはずっとクムミョンが好きで、バスに乗ってる彼女を見つけてかつて追いかけたが追いつかなかった。しかし映画館に通いつめやっと彼女を見つけ、バスに乗り込む彼女に追いつく。二人は付き合い結婚する。「リストラされず、映画館の前を通らずにいたら永遠チョンソプには会えなかったかもしれない」とクムミョンは言った。式には昔の恋人のヨンボムもクムミョンの花嫁姿を遠くから見に来ていた。式当日、父のグァンシクは娘のクムミョンに「嫌なことがあったらいつでも戻ってくるように。何でも好きなことを、やりたいことをするように。父さんはいつもここにいるから」と言うとヴァージンロードでクムミョンは大泣きする。式の最中父もまたずっと涙を流し他の人から冷やかされる。

キム・ソンホNetflixシリーズ「おつかれさま」独占配信中

クムミョンの弟のウンミョンは兵役を終え戻ると、サンギルの娘も一緒に連れて来た。サンギルの娘は妊娠しており、二人は結婚しエスンとグァンシクと共に住むことになった。ウンミョンは友人と一緒にやっていた質屋がつぶれ友人が金品持って逃走したため、ウンミョンが警察に連行される。父グァンシクは自分の船を手放し金に換え、ウンミョンを出所させた。出所したウンミョンはどこにも雇ってもらえないので、夜遅く餅売りをするため街中を歩き回る。父がサンギルを介してお金を払い、色んな家の人にお金を配ってもらってその餅を買ってもらっていた。その人たちが口々に「父さんを大切にするように」と言う。ウンミョンは父のしてくれたことを知り大泣き。そして大金のために大型船に乗り込もうとするが両親が彼を連れ戻す。騙されて命を落としかねないと両親はわかっていたからだ。

クムミョンは難産の末女の子を出産。母が自分を18歳で産んでくれたことに涙する。キャベツ畑を売って開発地に飲食店を開いた父グァンシクだったが、それは詐欺だった。クムミョンが借金をしてくれたため店を手放さなくて済み、父グァンシクが昔助けた女優が店に来て店は大繁盛する。ウンミョンの前科がつかないようにサンギルが義息のために警察に賄賂を贈る。またウンミョンの逃亡してた友人も捕まり、金品も戻る。父母に健診を受けさせるクムミョンだが、父に血液のガンが見つかる。父はクムミョンに「自分が亡き後母のことをよろしく」「その時が来たら必要以上に泣かないで」と言って亡くなる。昔クムミョンが父に仕送っていたお金は父がそのまま預金として積み立て残しているのを見て、クムミョンは涙する。クムミョンは「誰でもどこでも勉強したい人が勉強できる」環境を整え、ネットを使ったビジネスを展開。テレビでそれを話す。母エスンは詩を書き溜め、70歳にして詩集を出す。編集者(ヨム・ヘラン)はエスンの母の生まれ変わりのような人だった…。

パク・ボゴム、Netflixオリジナルドラマ「おつかれさま」の舞台裏を ...

感情がむき出しで喜怒哀楽が激しく、いかにも韓国ドラマらしいドラマでした。親の愛には特に泣かされた。また映画館の看板が「ゴースト」でライチャス・ブラザーズのUnchained Melodyが流れたり、劇場でチョンソプの母が観ていた映画が「ニュー・シネマ・パラダイス」でその映像と音楽が流れ、後にチョンソプとクムミョンが観ていた映画もまた「ニュー・シネマ・パラダイス」でその映像と音楽に懐かしさでいっぱいでした。その時代ごとに、1988年の盧泰愚大統領のニュースやオリンピックのニュース、映画「ボディガード」の看板やらクリントン大統領の映像(クリントン=ルインスキースキャンダルを暗示?)、ダイアナ妃の死亡記事やら1997年のアジア通貨危機、2002年のワールドカップの映像などちらりと見せていくのも懐かしかったです。最終回にはこの時代には関係ないけど「雨に歌えば」「イエスタディ」なんかも出てきました。

ヨム・エランのエスンの母役が時代がそうであったかもしれないけれど、貧乏暇なしでいつもいつも働いている。そして娘のエスンには精一杯の愛情を注ぎ育てる。娘エスンは詩人になることを諦め、金持ちとは結婚せず好きだった貧しいグァンシクと結婚した人生だったけれど、子育てを終えると詩を本にし、自分の夢を実現する。漁業組合長になったときも女の子だから、金持ちではないから長になれなかった学生時代の夢をそこで叶えている。娘クムミョンも貧しい両親の元育ちながら、学びたい気持ちを叶えている。それをビジネスにまでしている。また父グァンシクが母エスンを一番に考えるように、エスンもまたチョンソプのようなエスンを第一に考える男性を夫にしている。その点がとっても素敵だった。親の愛が随所に出て来て泣かせる。毎回泣くので目が脹れた。私は既に両親を亡くしてしまっているけど、このドラマを観ると親孝行したくなる。「親孝行したいときには親はなし」だと改めて思った。naonaoお勧め度★★★★★👑

おまけ:クァク・ジノンが歌うName

おまけ:IUが歌うMidnight Walk

ペントハウス3

韓国ドラマ「ペントハウス3」(The Penthouse3 : War in Life) を観ました。かなり前に観ていたけれどずっとアップの機会を失っていました。


2021年の作品。IMDb評価は7.9。「ペントハウス」のシーズン3。1と2は既に視聴済み。ペントハウス1,2のレビュー⇒https://naoazucar.seesaa.net/article/2024-03-02.html

超高級マンションを舞台に繰り広げられる復讐劇。サスペンス。相変わらずのスピード感ある展開に目が離せない。憎きダンテとスジンに復讐を誓うスリョン。最後に笑ったのは誰か?壮絶なドラマでハラハラドキドキで、ありえないくらい残酷なシーンが目白押しだったけれど、それがちょっと中毒気味に観てしまう。とりあえず落ち着くところに落ち着いて、最後まで観れて満足。

かつての超高級マンション、ヘラパレスに住んでいたダンテ、スジン、ユンチョル、ユニ、マリ、ギジュン、サンアたちは刑務所にいた。しかし賄賂を払い次々に出所する面々。ローガン・リーはダンテに名前も家族もお金もすべて取られてしまったというぺク・ジュンギをアメリカから韓国に連れてきて、ダンテの正体を暴こうとしていたが、スリョンの目の前で車が爆破し亡くなってしまった。ダンテが刑務所から病院に運ばれ病院を抜け出して浮浪者に化けてローガンを殺したのだ。しかしローガンは生きていたことが後にわかる。医師であったユンチョルは陰でスジンに操られ、ローガンを手術していた。ペク・ジュンギもローガンやスリョン側に就いていたかと思いきや、彼はスジンと結託していた。またユニがスリョンに協力して、双子の存在を調べ始めていた。ユニはローガンの金を託され、スリョンのために調査をすることを約束していた。双子の一人は亡くなっていたはずだったが生きており、それはソッキョンだった。彼女はダンテの娘でありスリョンとは血の繋がりがない義理の娘であるはずだったけれど。

スジンが服役中、スジンとユンチョルの娘のウンピョルはチン先生に預けられたが、チン先生はウンピョルを自分の娘のように異常なまでに可愛がり、ウンピョルが困っていると思ったロナやソクフンは匿ったがチンが見つけ拉致。チンはダンテの指示で動いていたため、チンを追ってきたユニを今度はダンテが崖まで追いやった。その後ウンピョルを追ってきた母のスジンがウンピョルを車から助けると、助けてくれたユニをそのまま車を加速させ車とユニを崖から落として死なせてしまう。それをうっすらと見ている子供のウンピョル。ウンピョルは母がユニを殺したことを知っていたが、まともに考えるとおかしくなるため記憶を消す薬をチン先生からもらっていた。のち自分は飲まずにこの薬を母のスジンに飲ませる。母がこの長年のライバルであったユニを殺しただけでなく、会長で祖父、スジンにとっては父親をも殺したのを見ていた。その記憶がなければ母は苦しくないと思ってのことだった。しかし母スジンは上手で、その薬を娘に飲まされるとすぐに裏で吐き出した。

ドンピルはダンテの指示のまま、すり替えられた子供へインの母親を殺して自首し刑務所に入っていたが、刑期を終えて出てきた。ダンテとドンピルの会話を聞き、ソッキョンがそれをドンピルの娘ジェニに明かし、ジェニは一時期父を拒否した。その後ドンピルはダンテの下から逃れようとするもなかなか逃れられず。ユニの死体を一時期ヘラパレスに隠しその後海に放置したことで、家族の信頼はがた落ちとなる。ユニの娘ロナはしばらくジェニとその母マリと一緒に住むようになる。マリはマッサージのお得意さんで大金持ちの女性に、ユニを殺した犯人がダンテだと睨み、防犯カメラを調べてもらう。

ソジンとダンテは夫婦契約を結び、金儲けができるまでの仮面夫婦でいることを決める。またスリョンを殺すことやペク・ジュンギを殺すことでも一致する。ローガンの親戚がアメリカからやってきてダンテに迫るが、ダンテはすべてスリョンのせいだとスリョンに罪をなすりつけた。ローガンの兄のアレックスだけにはローガンから本当のことを話していて、ダンテがローガンを殺したことを知って一芝居を打った。

再開発地区で一儲けしようと企んだダンテたちだが、スリョンの妨害に遭うも何とか開発にこぎつけ起工式を行う。しかしその会場でローガンを殺したのはダンテであるという映像を流すことにスリョンたちは成功する。また同じ日ソジンが理事会の就任式でダンテからの贈り物を受けて、たくさんの人の前で見せた絵がソジンの父親の前理事長、元理事長を殺したのはソジンというメッセージが絵に書かれてあった。ソリョンたちは(マリ、ドンピル、ユンチョル、ローガンが仲間)裏切り者のパク・ジュンギを脅し利用し、ダンテの元に送りローガンを殺した浮浪者=ダンテの写真と日本でペク・ジュンギ(ダンテの本当の名前)と書かれダンテの顔写真の載った指名手配のポスターで、ダンテに2000憶ウォンを要求。またパク・ジュンギはスジンの元にも送り込まれ今までの会話の録音とローガンの家族にすべてをバラすと脅し、2000憶ウォンを要求した。金策に走るダンテ。スリョンたちはダンテやソジンからお金をすべて巻き上げる作戦に出た。

テレビでダンテがユニの殺人犯であることが報道されると、ダンテはドンピルの用意してくれた船で日本へ渡る。しかし気づいてみるとそこは日本の精神病棟だった。形の上では夫婦のソジンのところにダンテが借りた高利貸しが来て、金を返せと迫った。ソジンも家に戻れなくなり秘書に用意されたアパートで住むが、金品を質屋に持って行こうとタクシーに乗り込んだ時どこにいくのかわからなくなり、「ヘラパレス」と言ってヘラパレスに行った。その時ソジンがロナを自分の娘ウンピョルと間違え絡んでいたが、そこに割って入ったのがユンチョルだった。もみ合っているとユンチョルは昏睡状態となる。ソジンも高いところから落ちシャンデリアの下敷きとなって血を吐くが助かる。ソジンは認知症が進み、警察の事情聴取もできなくなってしまう。一方スリョンはその頃ヘラクレスを買い取っていた。スリョンとローガンの婚約式をヘラクレスで行うことで、ダンテをおびき寄せた。ダンテは精神病棟を抜け出し韓国に戻って来た。息子のソクフンが自分でなくスリョン側についていることに気づいた。ダンテはヘラパレスに秘書に用意させた爆弾をヘラパレスに仕掛け、スリョンと対面。スリョンがダンテの額を銃で打ち抜き、ダンテはヘラパレスの高いところから落ち即死した。それと共に爆弾のスイッチが押されヘラパレスが崩壊してしまう。たくさんの人が避難し助かり、スリョンもローガンに助けられ無事だった。

意識を取り戻したユンチョルは視覚を失っていた。ロナに会いに行く。またもう一人の自分の娘ウンピョルに会いに行くと、ソジンに押されて頭を打ち亡くなる。ソジンが認知症を患っていないのではないか、単に心神喪失を理由に刑を軽くする計画なのではないかと考えたスリョンは、ウンピョルを拉致して、ユニが亡くなった崖まで来るようにスジンに電話した。スジンはスリョンともみ合いスリョンを崖から突き落としたかに見えたが、実際はスリョンがわざとそう見せ自ら崖から落ちて行った。そのまま見つからずスリョンは帰らぬ人となる。裁判でスジンの娘のウンピョルが、母スジンがスリョンを崖から突き落としたこと、認知症ではなかったこと、母がユニを殺したのも自分が見たこと、母は祖父も殺したことを証言すると、自分の持ってるペンダントの先で喉を突き刺し血だらけになった。

3年後。ユリはバリバリ働き寄付もし、高級マンションに住んでいた。留学していたロナが韓国で、ソクフンと共にコンサートを開くために戻って来る。二人は恋人同士にまたなっていた。ソッキョンは自分でアルバイトを掛け持ち働いていた。チン先生はどこかの病院で治療を受け心穏やかに過ごしていた。ウンピョルは教会の合唱指導をし、それを外出許可をもらって刑務所から出てきた母のソジンが観ていた。しかし彼女は大量の薬を飲んで自殺。喉のガンになり声も出ない状態だった。ロナのコンサートを観ていたローガンは、コンサート会場で挨拶。そしてまた何年かしてコンサートの日、ローガンは亡くなったスリョンの姿を見つける。一緒に車に乗り込むとあの世への誘いだった。二人仲良くあの世へのトンネルを抜けていく最後のシーン。

スリョンが用意された救命胴衣やGPSを身につけず、スジンに押されるように見せかけたけれど、実は自殺したのは、あまりにも多くの人が亡くなったので居た堪れなくなったためだった。スジンを殺さないでほしいというユンチョルの臨終の言葉通り、スリョンはスジンを始末せずにいてスリョンは自ら命を絶っていた。

それぞれのキャラが凄かった。強烈すぎ。どの役者さんも皆迫真の演技で素晴らしかった。グイグイ引き込まれるストーリー展開で釘づけだった。あまりにもたくさんの人が亡くなって後味はあまりよろしくないけれど、一応片が付いたのでスッキリ。ドロドロ系が好きな人にはお勧めです。私はあまり得意でないけれど、飽きさせない展開としてはすごく良かった。きっかけはキム・ヨンデくん観たさだったけど、思いのほか熱中して観れた。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ1:このドラマ1~2までのダイジェスト版

おまけ2:このドラマ3のトレーラー

輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋歌

韓国ドラマ「輝くウォーターメロン」(Twinkling Watermelon)を観ました。

輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~

2023年の作品。IMDb評価は8・9。すごい高評価なので観てみました。青春もの、タイムリープもの。泣かせるし、青春の輝きが眩しかった。CODA(Children of Deaf Adults)=耳の聞こえない親の元で育った子供を扱ったドラマで、1995年にタイムスリープし自分の親と一緒にバンドを組んで楽しみ、父親の事故を防ぎ母の虐待を一生懸命防ごうとする子供の話。最初の1,2話でフランス映画「エール!」やそのリメイク版のアメリカ映画「コーダあいのうた」を思い出しました。また映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」なんかも。父と母がちゃんとくっついてもらうようにし自分も1995年で恋愛をして楽しむところがドキドキワクワク。泣かせたし楽しかった。

ウンギョル(リョウン)は耳の聞こえない両親を持つCODAで、兄も耳が聞こえなかったためいつも外との通訳はウンギョルの役目だった。ウンギョルはそんな日々が息苦しかったが、楽器屋の前でため息をついていると楽器屋の店主が店に招き入れギターの弾き方を教えてくれた。ウンギョルはギターを学ぶことに歓びを感じるようになる。バンドを組み音楽をやっていきたいと思ったウンギョルは、それを父に話すと父は大反対。仕方なく音楽を諦めギターを売りに行くと、ウンギョルはいきなり1995年にタイムリープしていた。

1995年でウンギョルの父イチャン(チェ・ヒョンウク)は高校生だった。しかも耳も聞こえ言葉も話していた。ウンギョルはイチャンが事故に遭って聴力障害を起こしたのだと、何回かやってくる事故を必死になって未然に防ごうとする。また曾祖母が民宿をしていたため、ウンギョルは今は亡き曾祖母のところでイチャンに大学に進学するよう勉強を教える家庭教師として住み込み、そこからウンギョルもまた学校に通い父と共にバンドを組んで音楽を楽しんだ。またウンギョルの母チョンア(シン・ウンス)は既に聾者だった。母の実家は裕福だったが、継母に手話を使うことを禁止されチョンアに自由はなかった。ウンギョルは仕事で家にいないチョンアの父親(ウンギョルの祖父)に会い、イチャンと連絡を取るツールであるファックスを買ってもらいチョンアに与えるようお願いし、手話をチョンアに教えるために今度はチョンアの家に住み込む。

そんな中、学校の女神であったセギョン(ソル・イナ)を父のイチャンが恋してしまったので何とか二人の仲を阻止。そして父イチャンと母チョンアの仲を取り持とうとする。しかし母チョンアが父イチャンを好きで、母はその意思表示をしていたため、何となく二人の仲はうまくいくようになる。一度留学に行ったセギョンが戻ってきたが、実はそのセギョンはセギョンの娘ウニュ(ソル・イナ)で2023年からタイムリープしていたのだった。母セギョンの若い時と娘のウニュは瓜二つであった。ウニュはチェロをずっと演奏してきたが行き詰って死にたいと思い、チェロを売りに楽器店に入る。するとウニュも1995年にタイムリープしたのだった。

ウンギョルは父イチャンとセギョン(=本当はウニュ)の仲を引き裂こうとする中、セギョン(=本当はウニュ)に恋をする。ウンギョルは2023年におばさんになってる彼女に恋してはいけないと思ったが、「今、この瞬間を楽しもう」と思い、また戻る支度をしてるウニュに対して「一緒に居よう」「どこの世界から来たとしても構わない」と告げ恋愛も楽しむ。やがて二人は同じ2023年からやってきていることがわかり、ウンギョルは自分が幼い時に教わったギターの師匠がウニュの祖父であることを知る。

何度か父イチャンの事故を食い止めてきたが、ウンギョルはそろそろ1995年から2023年に戻る時期が来ていた。これを逃すともう戻れないという。そんな時父イチャンが事故。耳が聞こえなくなる。そしてウンギョルは2023年に戻っていた。自分はバンドを組み楽器店のライブを行うとろこだった。その会場では会社の役職についた父がステージに上がり演説し、母はビジネスウーマンとしてバリバリ働いていた。ウンギョルのタイムリープによって戻った2023年は確実に変わっていた。そして会場を後にするウニュの姿をウンギョルは見つけ、追いかけてキスをする…。

メキシコの画家フリーダ・カーロの「人生万歳、スイカ」(Viva la Vida,Watermelon)の絵がウンギョルとイチャンのバンド名になるエピソードや、エリック・プラクトンのTears in Heavenの曲が何度かかかったり、月が二つ出た時だけ1995年と2023年が繋がるというエピソードが印象的でした。また1995年に送り込まれたウンギョルやウニュが電話で時々アドバイスをもらうのですが、そのアドバイスをする人はウニュの祖父で楽器店La Vidaの店主でした。色んな伏線が繋がてたのも良くできてました。

参考:フリーダ・カーロの「人生万歳、スイカ」(Viva la Vida,Watermelon)


まさに人生万歳がテーマにぴったりのドラマ。喜怒哀楽がドラマのあちこちに散りばめられていた。ウンギョルの奮闘ぶりが良かったし、若き日の父イチャンのはちゃけた感じも良かった。若い人が観たらもっと感動すると思う。それとウンギョルの子供時代を演じた子役チョン・ヒョンジョンが可愛かったなあ。この子、「パラサイト」にも出てたみたい。フリーダ・カーロは何度か事故に遭い壮絶な人生を送っていて苦しい感じの自画像しかイメージになかったけれど、こんなスイカの絵を描きしかもViva la Vidaなんて刻んでいるなんて驚きでした。メキシコシティに行った時、ちょうど独立記念日だったのでViva Mexico(ビバ メヒコ)と何度も地元の人と叫んだことを思い出します。Viva la Vida!(ビバ ラ ビダ)素敵な言葉だと思いました。また何度か韓国ドラマで観てるけど、スイカを切ったような形のアイス。食べたくなりました。タイムリープものが好きな人はきっと好きなドラマ。最後もハッピーエンドで言うことなし。お勧めです。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

おまけ1:このドラマのトレーラー


おまけ2:ドラマに使われていたクオン・スンイル(Urban Zakapa)の歌うLoveless Night

私の夫と結婚して

韓国ドラマ「私の夫と結婚して」(Marry My Husband)を観ました。
2024年の作品。IMDb評価は7・9。ファンタジー、サスペンス、ラブコメ。ずいぶん前に観たのですが、アップがズルズルと延びました。夫と親友の浮気現場で殺され一度亡くなった後突然10年前に生き返り、二人に初めから結婚してもらって自分の人生をやり直す物語。人生やり直しの物語は結構好きだし、ちょっとした伏線が楽しくそれもうまく回収され物語としても良くできていました。時に笑え、時に癒され、時に涙し、時に怖くてと面白かったです。

2023年4月に夫パク・ミンファン(イ・イギョン)と親友チョン・スミン(ソン・ハユン)が浮気をしている場所に駆けつける妻のカン・ジウォン(パク・ミニョン)。ジウォンは胃がんでもうすぐ死ぬ運命だったが、その浮気現場を押さえたく無理して病院からその現場の自宅へと駆けつける。玄関にはスミンの赤いハイヒールがあり、もみ合って色とりどりのキャンディーが床に転がり、透明なガラスのテーブルに頭をぶつけてジウォンは亡くなってしまう。彼らに殺されたのだった。目を覚ますと何故かいきなり2013年4月になっていて、まだジウォンは結婚前でミンファンとつきあっていた。ミンファンとはこの後結婚し、嫌味な姑と同居し子供を急かされそのうち彼の投資が失敗し自分の稼ぎもすべてつぎ込まれ、心労から胃がんになって挙句の果て浮気もされて死ぬという人生だったので、第2の人生ではジウォンはこれを何とか阻止しようと夫のミンファンと友人のスミンを結婚させようと動き始める…。

幼いころ自分の母が新しく作った男のために家を出てしまい、残った父がジウォンを愛情一杯で育ててくれた。そして父も母もいないスミンが唯一無二の友人となりずっと一緒だったが、このスミンがくせ者だった。本当は陰でいつもジウォンを陥れようとしていた。ジウォンは学校では虐められっぱなしだったので、スミンは同級会のことを隠して二人で会う約束をし同級会に呼び出した。案の定ジウォンはいじめられる羽目になった。しかしそれを知っている2度目の人生では、スミンがくれた偽のブランドのイヤリングをせず、同僚で後にこの会社の御曹司の妹とわかるユ・ヒヨンから本物を借り、ドレスアップして出かけるのだった。そこではスミンの嘘が一気にバレることになった。大企業の課長代理であるのはスミンでなくジウォンで、スミンは契約社員だった。学生の時に好きだったペク・ウンホは偽のラブレターの返事をもらっていた。本当はウンホとジウォンは両想いだったのにスミンが邪魔しスミンが返事を書いていた。

この時ウンホに背後で同級会に行ってほしいとお願いしたのは、ジウォンも務める会社の御曹司で部長のユ・ジヒョク(ナ・イヌ)だった。ジヒョクはジウォンのことが好きだった。ジヒョクも2023年4月に亡くなっていた。交通事故だった。それがジウォン同様死んだあとすぐに2013年4月に戻って人生をやり直していたのだった。ジヒョクは2度目の人生でジウォンを守りたいと強く思いそれを実行し始めていた。1度目の人生では同じ大学に通い、彼女と一緒に外で飲み、子猫の世話をしている彼女を陰で観ながら自分も子猫の世話をし、ジウォンがミンファンと付き合っている姿も見つつ、彼女が結婚し浮気現場で頭を打ち亡くなったことも知り、彼女の葬式で初めて彼女を守れなかったことを強く後悔していたのだった。2度目の人生でジヒョクはジウォンに「好きだ」と告白し、「(将来殺されるから)パク代理(=ミンファン)とは別れるべきだ」と告げる。(2013年に)ジウォンがBTSの曲を聴いていて「本当はDynamite(2020年発売)を聞きたい気分」というとジヒョクは「Spring Time(2017年)もいい曲だよ」と答え、 お互いが先の未来のことを知っていて一度亡くなり2度目の人生をやり直していることに気づく。またジヒョクの胸にはハートの小さなあざがあり、それはジウォンの父がいつもお金を渡す時にお金に描いていたハートマークだった。ジヒョクは亡くなった後ジウォンの父の車に乗せてもらっていた。ジウォンはまるでジヒョクの存在自体が父からの贈り物のように感じた。

ジウォンは予定通りミンファンのプロポーズは受け婚約し、その後スミンと浮気させて会社で大々的にその浮気した事実を披露するとミンファンは異動、スミンは契約解除となった。ジウォンは婚約破棄、スミンは妊娠したと告げるとミンファンと結婚。二人を結婚させることは成功したが、別の問題が起きた。会社の仲のいいヤン代理が胃がんになったのだ。「起こることは変わらない。だから当事者を変えればいい」と思っていたジウォンだったが、関係のないヤン代理を巻き込み気が気でない。ジヒョクは5年前から胃がんのエクスパートの手術を受けられるように用意。予約でいっぱいで手術ができないと言っていたヤン代理を助けた。

ジヒョクは2023年に自分が死ぬ運命にあると考えていて飼っている猫(大学の時にジヒョクとジウォンが世話していた子猫だった)を自分の死後に世話してくれるところを捜させ、自分の財産をすべてジウォンに残す方向で動いていた。その頃ジウォンのところにずっと音信不通だった母から電話があり、会うことになった。しかしそれはスミンから連絡をもらい、ジウォンが御曹司と付き合い金回りが良いことを知ってのことだった。同時にジヒョクの元婚約者オ・ユラが頻繁に姿を現すようになり、執拗にジヒョクに婚約を迫った。オ・ユラとミンファンが連絡をとりあうようになり、オ・ユラはジウォンを殺すことを指示。実はジウォンの母とスミンの父が一緒になっていた。大金を貰ってスミンの父がトラックでジウォンを殺す役目だったが、ジヒョクがそれを阻止。ジヒョクは大けがをする。ジウォンの母とスミンの父はオ・ユラに殺されそうになったが、ジヒョクが助ける。仲の良いヤン代理がガンになった上、夫の浮気もありヤン代理の殺害の危険もあった。ヤン代理夫婦の話し合いにジウォンは立ち合い、透明なガラスのテーブルを前もって壊した。そのため、ヤン代理がテーブルで頭を打つことが回避された。ミンファンとオ・ユラの浮気現場にスミンが現れるようにさせるため、ジヒョクがオ・ユラに赤いハイヒールと色とりどりの赤いキャンデーを送りお膳立て。ジウォンは残業中に突然やってきたミンファンに首を絞められるが、ジヒョクに助けられる。オ・ユラはミンファンとスミンを始末しようとしていた。ミンファンは保険で「配偶者死亡の場合5億ウォン」の文字を見てスミンを殺そうと決心し、オ・ユラに話し、二人でいるところにスミンを呼び出す。ミンファンは逆上してるスミンに殺される。

スミンは逃走。オ・ユラはジウォンの母とスミンの父の殺人未遂で逮捕される。ジウォンを殺そうと部屋に来たスミンはべらべらと今までの犯行を喋り、シンナーで部屋を焼きジウォンを殺そうとしたが、すべてそれに備えていたジヒョクとジウォンだったので警察がすぐに駆け付けスミンは御用となる。捕まっていたオ・ユラは金にものを言わせ釈放され海外に逃亡しようと車を走らせていたが、その途中交通事故となる。その後すぐにジヒョクの胸のハートマークのあざが消え、ジヒョクは2023年に死なないでも済んだ。

あとはヤン代理(実は途中から課長に出世した)の離婚成立。ジヒョクとジウォンが結婚、3人の子持ちとなり、財団を作り、二人で画廊の桜の絵を観て…と幸せなシーンで終わりました。ジウォンは浮気亭主と嘘つき友人を結婚させることだけでなく、そこから派生する胃がん、死ぬことを回避し、ジヒョクの死をも回避できてめでたしめでたし。最初と最後はサスペンス強めの展開でした。サスペンスそんなに好きではないけれど、結構熱中して観られた。こういうドラマを観るとやはり「心が本当に欲していることをすべき」と思う。誰かに言われたとか、世間体のために生きるのではなく、自分が本当にやりたいことを人生ではすべきだと。そしてもし自分が2度目の人生でいきなり10年前とか20年、30年前に戻されたとしたら、人生を変えるだろうか?と思った時に、きっとこのまま同じ選択をするなと思いました。変えなくていい。今ある自分に結構満足。有難いことに。そんなことを思ったドラマでした。

ジウォン役のパク・ミニョンが相変わらず可愛かったけれど、一段と痩せていてちょっと痩せすぎかなと思いました。一時痩せすぎの報道もあったことも思い出しました。演技力がある女優さんで観ていて安心。芸にますます磨きがかかった感じでした。また御曹司のジヒョク役が「哲仁王后(チョルインワンフ)」のビョンイン役(いとこの王妃を密かに思っている警備担当)のナ・イヌでした。密かにヒロインを思っている感じが「哲仁王后」と同じ役回りかなあと思って観ていたけれど、最後は想い人のジウォンと結ばれ良かったです。そして元夫でミンファン役のイ・イギョンが「ウラチャチャMy Love」に出てたジュンギ役の人。「ウラチャチャ~」でも一番面白い役だったのでそれをついつい思い出してしまい、余計に可笑しかったです。この人出てくる度に私の中ではコメディ感がより強調され楽しさ倍増でした。少し検索したら私生活で4年前には自殺未遂。でも本当に未遂で良かった。彼はこのドラマのヒットで今年の春にはファンミーティングが開かれ来日もし、今月に入ってからもファンミをしたみたい。自殺成功してたらファンミのような華やかなこともできなかっただろうし、我々も彼のこの面白い演技も観られなかった。華やかな俳優の世界は、浮き沈みが激しい職のひとつなのかもなあと思いました。またスミン役のソン・ハユン、初めましてだったけど凄かった。本当憎らしい役だった。それだけうまいということでしょう。ヤン代理役とその離婚した夫役の人が実生活で本当に結婚というおめでたいニュースもありました。ドラマ自体全然期待して観てなかったけれど、思いのほか楽しめました。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ1:このドラマのトレーラー
おまけ2:このドラマのOSTでKelley McRaeが歌うThe Journey。

Mr.プランクトン

韓国ドラマ「Mr.プランクトン」(Mr.Plankton)を観ました。

Mr.プランクトン

2024年の作品。IMDb評価は8.3。ラブロマンス、ドラマ。10話。ウ・ドファン目当てで観ました。ロードムービーのようなドラマで、喜怒哀楽が激しく面白かったし泣けた。「ザ・キング~永遠の君主」「私の国」「マッド・ドッグ」などでウ・ドファンの演技力は高く評価していたけれど、やはりこのドラマでも彼の演技力が光っていた。その上に脚本も面白くてあっという間の10話。その上、オ・ジョンセやキム・ヘスク、チョ・ハンチョルなど実力持ってるお馴染みの俳優さんが脇を固めて言うことなかった。

保存した精子の取り違えで生まれた子供がのちにその事実を親子で知り、母は亡くなり父は子に冷たく当たるためその子供は高校卒業と共に家を出る。その子はヘジョ(ウ・ドファン)と名前を変え、ボンスク(イエル)に拾ってもらい便利屋を仕事としていたが、頭に病が見つかり余命3カ月との宣告を受ける。そこでヘジョは自分の本当の父親探しの旅に出る。そんな時元カノであるジェミ(イ・ユミ)の姿を見つけ、彼女が早期閉経であると知る。またジェミは近々名家の御曹司フン(オ・ジョンセ)と結婚することになっていて世継ぎを期待されていたが、ヘジョは彼女を連れ去り一緒に旅に出る。するとフンは拉致された自分の花嫁ジェミを捜しヘジョを追う。またヘジョは旅立つ前に暴力団の親分ワン(オ・デファン)の花嫁(イ・ダヒ)から依頼を受けてその当人の花嫁を結婚当日に拉致していたが、ワンもヘジョの子分的存在のギホ(キム・ミンソク)を捕えてヘジョを探し回る。ヘジョとジェミの2人をフンとワンたちが追うドラマ。

題名になっているプランクトンとはギリシア語由来の当てもなくさすらう、放浪者の意味合いがあるとのこと。まさに主人公のヘジョは根無し草のように生きさすらい、他の人に「目的を定めず漂うのがいい。直観で生きろ」「輝く空を観ながらその下で死ぬのが理想」と言ったりして「人間至る処青山有り」の生き方。自分の本当の父親は誰なのか、余命宣告を受けての父親捜し。遺伝子検査をするも全然見つからず。ある時人当たりも良くヘジョを息子のように慕ってくれた男(チョ・ハンチョル)が賭博中毒でヘジョの金を盗んで賭博に興じていた時には、ヘジョは期待を抱いていただけにがっがりしこの男に殴りかかる。最終的には自分の育ての親のところに顔を出し誤解を解き涙の再会。元カノのジェミとの仲も、初めは逃げ出そうとしていたジェミが、徐々に彼しかいないとわかり彼と一緒に旅を続ける。ジェミの母親の居場所を知ったヘジョはジェミをそこに置き去りにしたが、母親に受け入れられずジェミの居場所はなかった。そしてまたジェミはヘジョと共に旅を続ける。何度も病気のために倒れていたヘジョだが、雪の中ヘジョが倒れるシーンで幕を閉じます。

花嫁に逃げられた御曹司役のオ・ジョンセは相変わらず可笑しくてうまかった。最後は代々続く名家の家督を放棄した形で放浪しユーチューバーになってるのが現代的。その息子が恐れてるお母さん役のキム・ヘスクも、オドオドしてるヘジョの子分役のキム・ミンソクも、暴力団役のオ・デファンもヘジョを拾ったボンスク役のイエルも、皆存在感あってキャラが濃くて面白かった。ヘジョの相手役のジェミ演じたイ・ユミは初めましてだったけど、イ・ソンギョンに似て可愛かった。ヘジョを演じたウ・ドファンは本当にはまり役だった。ウ・ドファンの顔はあまり好きでないけれど(失礼)演技力抜群でその雰囲気、佇まいが好き。

登場人物のそれぞれのキャラが凄くて、ちょっとぶっ飛びすぎてついて行けない感もあったけど、みんな一生懸命生きていてそれぞれが愛おしいキャラだった。ヘジョは余命3カ月なのに、全く悲壮感もなく淡々と生き自分のやるべきこと=父親捜しのために人生最後の旅に出たけれど、育ての親が大切だと悟り、好きな彼女とよりも戻せ、彼が理想とする天を仰いで亡くなって満足できる最期だったように思う。ロードムービーが好きな人にはお勧め。ちょっと激しいドラマだったけど。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

おまけ1:このドラマのトレーラー


おまけ2:パク・ジュナの歌うThe Town


おまけ3:ドラマで使われていたママス&パパスのCalifornia Dreamin'(夢のカルフォルニア)これからはこの曲聞いたらこのドラマを思い出しそう。