韓国ドラマ「もうすぐ死にます」(Death's Game)を観ました。
2023年の作品。IMDb評価は8.5。ソ・イングク主演で高評価なので観ました。自殺して逝った先にいた死の女に「12回転生し、うまく生きられたら地獄行きは取り消しになる」と言われて12回転生する物語。残酷なシーンで目を覆いたくなるところもありましたが、恋人とのシーンや母親とのシーンは涙なくしては観れず、自殺してはいけないということや、生きる意味などを考えさせてくれる秀逸なドラマでした。
イジェ(ソ・イングク)にいきなりぶつかった人は車にはねられ死亡。イジェはその後すぐに就職の面接があり、動揺して面接に落ちる。その後もアルバイトしながら正社員を目指すが就職できず7年が経つ。友人に全財産を預けて株を運用していたが友人は行方をくらまし、恋人のジス(コ・ユンジョン)とも自分の不甲斐なさから別れ、アパートに戻ると家財道具が雨の中出され、住む場所も追い出された。疲れて絶望したイジェは屋上から飛び降り自殺する。母親の電話を無視して。
逝った先には死を名乗る女(パク・ソダム)がいた。「死を侮辱したため12回誰かの中に入り生き、12回死ぬのが罰」と言われる。銃弾で撃たれるとそこはこの世だった。イジェは自分が面接で落ちた会社テガンの代表のパク・ジンテ(チェ・シウォン)になっていた。テガンの所有する飛行に乗っており、生きてみようと思った瞬間、飛行機はエンジントラブルで燃え爆発して死ぬ。あの世に戻ると女に「あと11回」と言われる。
2回目はいきなりスカイダイビング中で空から落ちている途中だった。エクストリームアスリートのソン・ジェソプ(ソンフン)。成功すれば30億を貰えるということだったが、パラシュートを背負っていず即死。
3回目はいじめられている高校生ヒョクスだった。一人のいじめっ子テソクを味方につけると自分はいじめられなくなった。しかしいじめの中心だったジンサン(イ・ユンス)が逆にいじめられる側になるとその逆恨みでジンサンがヒョクスを殺す。
4回目は世を裏から操る殺しも厭わないフィクサー。いきなり顔を覆われ椅子に縛られていた。100億をボスから盗み相手の女を救い出したが女と落ち合う前に見つかり、バイクに乗り逃走。車に追われ逃げ切ったかと思い、女と落ち合うと救ってあげた女に撃たれる。
5回目は刑務所に入っているチョ・テサン(イ・ジェフン)。家の貧しさからやってもいない車の事故を自分が負い、2億を貰う約束で服役していた。刑務所内では3回目に転生したときに出会っているジンサンがヒョクス殺しのために服役していた。彼がサイコパスでないとジンサンの正体を暴くとジンサンはまた自分を殺そうとする。出所したとき弁護士に2億の金を貰うのを拒否。4回目転生した時に隠した100億を探しに行き手に入れる。半分の金をロッカーに預け、残り半分を母親に渡しに行く途中、自動車事故で後に亡くなってしまった娘さんの親が刃物を持って刺しに来る。その後刑務所では一番親しかった仲間が「殺したら1億もらえる」と言って自分を刺し殺した。
6回目は乳飲み子。両親ともにDVで窒息死させられる。
7回目はモデルのゴヌ(イ・ドヒョン)。ロッカーに預けた金を回収しに行きギリギリ間に合う。ゴヌの兄のカフェを1週間手伝うことになると、そこには元の彼女ジスが毎日カフェに来ていた。彼女は今や夢を叶えて作家になっている。彼女の本を読むと自分たちのエピソードが入っていて涙する。転生を繰り返す話を彼女にして小説のネタにしてもらう。イジェが以前買ってプレゼントしようと持っていたジスへの万年筆のプレゼントは、母を通してジスに渡されていたことを知った。雨になり赤い傘を貸してあげたら赤い傘の女性が交通事故に遭い、ジスだと思い必死になって観に行くが違う人でホッとする。母の家に自分はイジェの先輩と手紙を書き、大金を置いてくる。ジスとゴヌはテガンの会社の車に轢かれ、ジスは即死。ゴヌは息があったが亡きパク・ジンテの兄で今はテガン会社の代表パク・テウ(キム・ジフン)にゴヌの口が塞がれ死んだ。
8回目は人を殺してはその血を使って絵を完成させている画家ギュチョル(キム・ジェウク)だった。イジェはジスを殺したテガンの会社代表パク・テウが許せずコンタクトを取りたかったが、パク・テウがギョチョルの絵を購入したいとパク・テウ側から連絡が入る。死の女から「人を殺そうとすれば介入する」と言われていたが、殺そうとしたとき邪魔が入り殺せずにいた。ギョチョルはパク・テウに「私も社長も同じ。人殺しなんです」と言った。パク・テウを拉致して自分の家に連れてくるギュチョルだったが、家で気を失い気づくと、自分が手術台の上に縛り付けられていた。その後チェーンソーで切り刻まれ死亡。
9回目は腰抜けと言われて生きてきた刑事アン・ジヒョン(オ・ジョンセ)。8回目の転生の時ギュチョルがパク・テウに殺されたシーンを録画しておいたので(実はわざと殺された)、その記録を取りに行きテレビ局のスタッフに渡す。警察では上層部にもみ消されてしまうと思ったからだ。パク・テウが飛行中、クルーが誰も乗り込んでいず機体が燃えパラシュートで脱出するも車にはねられる。アン・ジヒョンは止めを刺そうとするがジスの「あなたの物語がハッピーエンドであってほしい」という言葉を思い出し止めを刺さなかったため、パク・テウは両足切断で生きることになる(これらすべてアン・ジヒョンの作戦)。一方、アン・ジヒョンは同僚を庇って銃を受け高いところから落ちて命を落とす。
10回目はホームレス(キム・ウォネ)。アン・ジヒョンが有名になっていて葬式にも出席。たくさんの同僚もいた。「あなたは誰?」と言われて言葉に詰まる。「もうこんなことは止めたい」と思い階段から落ちて亡くなる。
11回目は中年のサラリーマン。就職し、結婚し、子供がいて、イジェには理想の人生を歩いている人だった。しかしリストラに遭い、家族からも見捨てられ、車に飛び込む。この人はイジェが面接の日にぶつかって車に飛び込み血だらけになって亡くなった人で、後の自分だった。
12回目は自分の母(キム・ミギョン)。仕事が終わると毎日息子イジェの墓参りをしていた。子供を亡くした母親の様子を見て初めてどれほど辛い思いをしているかを悟る。「天寿を全うする」という母の願いを叶えて32年間その体で生き、ホームで安らかに息を引き取った。「焼死したり切り刻まれたりするのは、辛いことではなかった。愛する人の死、愛する人が悲しむことのほうが辛かった」とイジェは思いを言葉にする。
あの世に戻ると、死の女にイジェはお願いする。「もう一回だけ自分に戻って生きたい」死の女は「あとは神に委ねる」と言い、一発の銃弾をもらってまた転生。自殺する前の母からの電話が鳴っている瞬間に戻った。
上手く生き延びたかと思うと思いもしない人から殺されるのが、意表を突きました。いわゆる想定外というもの。これが結構くせ者で、でも主人公のイジェは回を重ねるごとに段々とわかってきます。成長するわけです。自殺したことがすべて自分の身勝手だったということを。傍目には羨ましくてもその人になってみれば、その人の事情が色々で色んなことが見えて来ます。人の気持ちになれることこそが人が、この世に生まれてきている最大の目的なのかもしれません。それがすべてわかりきったらきっと転生する必要もないのかなあと思いました。チェーンソーで切り刻んだりの殺害シーンは残酷で観ていられなかったけれど、恋人ジスや母親との絡みのシーンでは涙を誘い、特に最終回は本当に母親の大きな愛がわかる回で久々に大泣きしました。また12回転生を重ねてそれぞれが繋がっていることがわかり、伏線が見事回収されているのも素晴らしかった。そのスッキリな感じが良い。脚本が秀逸でした。
ソ・イングクを観るために観始めたけれど、チェ・シウォン、ソンフン、イ・ジェウク、イ・ドヒョン、キム・ジェウク、キム・ミギョン、オ・ジョンセと知っている顔もずらりとあって楽しかった。特にイ・ドヒョンやイ・ジェウク、オ・ジョンセが出てるなんて豪華すぎだと思いました。残酷なシーンがあったとしてもnaonaoお勧め度★★★★★![[王冠]](https://blog.seesaa.jp/images_e/191.gif)
おまけ:ソ・イングクが歌う「奇跡はなくても」


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