韓国ドラマ「テプン商事」(Typhoon Family)を観ました。
2025年の作品。IMDb評価は8.2だったけれど途中失速し7.6になってしまった。1997年のアジア通貨危機に父が亡くなり会社が破産。父の会社を新しくスタートさせて奮闘する物語。イ・ジュノ主演なので楽しみにして観ました。毎週2回放送を楽しみに。1990年代なので古めかしく、この時代を扱った韓国ドラマもいくつか観て来たのでちょっと新鮮味に欠けたけれど、ずっと中国ドラマを観ていたので久々の韓国ドラマが懐かしい感じがしました。ディスコでの踊り、花に水やりしながらの踊り、黒ネコのタンゴの韓国版を歌い、売り込む安全靴のプロモーションビデオで軽やかに踊ったりと、ジュノだからこそできる演技がまた良かった。歌って踊れて演技できる彼は最強だと思いました。
父が社長をしているときには、息子のテプンは仕事もせずふらふら。友人のナンモと共にテレビのカップル誕生のような番組に出たり、夜飲み歩いたり自由にしていた。それでも父の靴磨きだけは彼がやっていた。父の会社では取引会社の不渡りがあり社員に給料が遅れる事態となり、そんな時父親は倒れ亡くなってしまう。葬式会場にまで借金取りが来て、香典を持って行こうとする始末。
テプンは会社に行き、社長室に入りフォトフレームの後ろから鍵を見つける。その鍵は金庫の鍵で、総務や経理を一切取り仕切っているミソンに何か大切な番号はないか聞くと、彼女が教えてくれた番号で金庫が開いた。その中には社員一人一人への通帳と自分への通帳が用意されてあった。テプンは色々考えて、今ある会社で自分も社員となり新しく仕事を始めることにした。最初に会社のことを良く知るミソンに社員に戻って欲しいと助けを求め、彼女は二つ返事で承諾。テプンの父の死に際にいたミソンは「テプンは仕事ができるからよろしく」という遺言を残していたことをテプンは知ることになる。その時テプンは夜友だちに呼び出され父親の最期をみとることができなかった。
イタリアから繊維を輸入して国内の取引会社に運ぶ途中、最初に先回りしたテプンとミソンはその取引会社の電源がコンセントに入っていず、ごみも出ていずおかしいことに気付く。後からやってくる荷を積んだ大型トラックを止めに入る。工場は閉鎖され従業員の給料は未払いの会社でギリギリのところで渡さずに済む。しかし繊維を保管する倉庫がなく埠頭の空き地に一晩野ざらしにし、その後古い倉庫を見つけて保管する。雨が降り急いでビニールで守りに行くが、そこの倉庫の契約は72時間だけ預かるというもので、それに気づかず契約していたためピョ商船会社に繊維を取り上げられる。テプン商事は銀行から金も借りられず、社員は辞めていき会社は破綻。「実をつけるため花は散っていく」という父の言葉を思い出し、テプンはミソンのところに行った。テプンは社長となり、社員0からのスタートと彼女に伝えた。トレーダーとして働きたいと言っていたミソンに、トレーダーとして働いてほしいとテプンはお願いしミソンは承諾する。
倉庫に預けた繊維はそのまま戻せば30%の返却があるとピョ商船の社長にテプンは言いに行く。その時繊維を運んでいたドライバーが埠頭に置けない1割の繊維を何も言わずに持ち帰り保管していたことがわかった。元社員の一人が1割足りないとわかっていながら送った場合のお金をお金としてもらってテプンに届けた。ヤードとメートルの違いを利用したが、ピョ商船側にはイタリア側から案の定クレームが来て、テプンはピョ社長に1割の繊維を売りに行きちゃんと返金してもらった方が得だと言いに行った。
釜山へ行くテプン。市場で外貨の両替商をしている女社長、一度しか電話で話したことのない女社長に会いに行く。市場を回っていると安全靴を製造してる男と会う。その安全靴を大いに気に入りその場で買い付けの契約をする。ミソンはそれを後から知りカンカンに怒り出す。「これからは怒らせない」と約束をするテプン。ソウルに戻り家に戻ると、家財道具が持ち出され家を追い出された。テプンは母と二人で会社で寝る。その翌朝、ミソンの家にテプンとテプンの母が泊まらせてもらう。ミソンの家は両親がいず、妹のミホと弟、祖母と共に暮らしていた。
釜山に再訪するテプン。靴工場を訪ねるともぬけの殻。靴工場の社長だけが倒れていて殴られた跡があり、借金で首が回らなかったという。テプンは夜母に抱きつき大泣きする。両替商の女社長が間に入ってくれたが「高利貸しが関わりお金を出せば靴の残りは出すと言っている」という。金を借りるために電話をしまくるが一向にいい返事をもらえない中、ミソンが自分の預金を降ろして使ってほしいと金を渡してくる。テプンは女社長と共に取引に行くが、相手と女社長と金を残して安全靴を観に行くと安全靴の社長がボコボコになっており、ピョ社長の息子がそこにいた。彼らの手が回っていることをここで知る。戻って契約。7000の靴を売り相手に1億ウォン渡すという契約。ただし担保としてテプンの両目が契約に盛り込まれた。
安全靴の社長を助け、家に帰りたいという彼と共に家で待っていた子供を楽しませるためにサンタクロースの一行となり喜ばせ、彼に会社で寝てもらう。ミソンの金はテプンがそのまま返しに行き、また会社に戻ると安全靴の社長は姿を消していた。バスターミナルへ行くと彼がいた。「3か月でどうやって1億ウォンを稼ぎ出すのか」「島に行けば行方をくらませられる」と言うが、テプンは説得し彼を連れ戻す。
安全靴の宣伝用のビデオを作り、外国の会社に郵送したり外資系の会社のポストにビデオを配りまくる。するとある外資系会社が電話をくれプレゼンし見事契約を獲れる。しかし約束していた船が出ないことに直面。テプン商事はブラックリストに載っていると言われる。またもピョ社長とその息子が絡んでいた。高利貸しが会社に訪れ脅していくが、その時初めてミソンはテプンの両目が担保に入っていることを知って怒り出す。魚市場で船の情報を聞く二人。塩をまかれた船もあったが、女社長を通して知り合った社長がテプンの父の知り合いで融通させてもらう。カニの荷の下に靴を敷き詰め偽装。パトカーが来て調べたりもしたが何とか切り抜ける。金を支払い清算。テプンは盲目にならずに済んだ。
元社員に会い、プレゼントの靴の中にお金を入れ彼に渡すと、彼はまた自分が作っていると言うヘルメットをプレゼントしその中にテプンと同じようにお金を入れてプレゼントしてくれた。テプンはこのヘルメットをタイに売り込みたいと今度は思い動き始める。戻ってきた元社員のマジンはミソンを女だからと見下し、「セールスはせず事務だけにしておいたほうがいい。あとで泣くなよ」と言った。皆でマジンの従兄のタイにある会社を頼って出かける。マジンがタイの公務員に賄賂を渡したことで夜中に警察が来て、テプンとミソンとマジンが捕まる。マジンのみ留置場に入れられ、少額の賄賂ならすぐに釈放されるはずだったが間違えられて高額渡したことになっており、すぐに出てくることができなかった。「お客さん、販売、在庫が販売の基本」と言うことを自分の持っていた写真の裏に書いてマジンはミソンに渡した。
タイの取引先に行ったがこの騒動で取引がなくなってしまう。賄賂を贈った瞬間さえも記録として写真を撮りまくっていたミソンは夜になりテプンと一緒に写真を現像しに行った。裁判でその写真が証拠となるはずだったが、持ってくる途中で写真は海に落ちてしまいネガだけを提出。何とかそれが証拠として認められ、マジンは釈放。それ以降マジンはミソンに酷いことを言わなくなった。ヘルメットの荷が廃棄される前に駆けつけたが、ヘルメット自体は商品が割れて売り物にならなかった。大奮闘した後テプンとミソンはお互いにお礼を言い会い、そこで初めてキスをした。
帰国後収支を考えているテプン。テプンの友人のナンモの母がねずみ講のようなものに騙され破産し、順調にいっていた店も畳むことになった。テプンは会社を引き払ってその友人の店をオフィスとした。昔会計を任されていた女性社員チャ次長が帳簿のことでピョ社長に脅されている。ピョ社長にちぎった部分の帳簿を探すように脅された。ちょうどテプンは帳簿を見て、ちぎられた部分の帳簿が何処に行ったのか不思議に思っていた。
アフリカの病院や学校建設のためのプロジェクトのミーティングに何故か参加してしまうテプンだったが、手術用の手袋のみ取り扱う会社がまだ決まっていないことを知り、自分の会社で引き受けようとする。今は政府担当者で以前会社にいたク理事に会いに行くと、今度は新興宗教の会合に出席することに。その後元社員のぺ代理も会社へ復帰。コンピュータでうまく取扱書を打つことができずにいたが、ク理事のお陰でフランス語の取扱書を手書きにし何とか納品できる状態になった。しかし入札はピョ社長の息子がしゃしゃり出て彼もまた手術用の手袋を扱うと言い入札に参加。競ることになる。手袋は独占でアメリカの会社が扱っていた。その一段階早いマレーシアの工場へ買い付けに行けばいいと考え、ぺ代理が派遣されるが、工場は島へと移動しどこだかわからないというトラブルが。入札ギリギリの時間に原価計算ができ電報が届く。テプンは入札でき見事入札を勝ち取った。ピョ社長に息子はまたも怒られる。
倉庫で手袋の在庫の品質をチェックしているミソン。テプンは外に出ていた。その時倉庫から火が出る。必死になってミソンを救出するテプン。テプンはミソが好きで好きでたまらなく、飲み会の後に告白していた。「ミソンを愛してる。片思いだけど」と言っていた。また「大切なものは何?」とミソンに聞かれて答えを言わないままにしていたが、火事の中彼女を助ける時に「僕にとって大切なものはオ・ミソンだ」と思いながら救出していた。
ここまで12話。ちょっと長くなったので残りは後で。
相変らず感情の波が激しい。喜怒哀楽がはっきりしていて思いっきり生きてる感じの韓国ドラマ。それが時に疲れることも。でもセリフと音楽と映像の作りがうまくてまんまと泣かされたり、笑わせられたり、ニヤリとさせらる。韓国ドラマこうだったなあと思わせる代表格のようなドラマでもありました。また懐かしいものが盛りだくさん。Can't Take My Eyes off Youの曲、タイのトゥクトゥクで街中を走り回るその風景、Y2K問題、ポケベルなどなど‥‥。とってもうまくできてるけど既にどこかで観たようなシーンの数々。やはり韓ドラ飽きてるかも。それでも
naonaoお勧め度 ★★★★ おまけ:ジュノが歌うOSTでDid You See the Rainbow?
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