如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~その③(75話から87話(最終話)まで)

「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~その③」(75話から87話(最終話)まで)


75話から87話まで。

宴が開かれ第12皇子が眠くなったので如懿は第12皇子を夜道を送っていく。しかし刺客に捕まり第12皇子はナイフを突きつけられる。凌雲徹が刺されそうになった如懿を庇って刺され怪我をしたが、その庇い方があまりにも命がけで二人の間に何かあるのではないかと思われてしまう。また第12皇子は醜態を晒しメンツをつぶしたと陛下は如懿に言う。裏で手ぐすね引いたのは炩妃だったが、豫妃が動き豫妃は軟禁され罰を受けた。凌雲徹にまだ未練がある炩妃は「皇后にこれ以上拘わらない方がいい」と忠告。また愉妃は凌雲徹に「皇后の幸せを願うなら皇后に近づかないで」と言った。愉妃は如懿にも凌雲徹に関わらない方がいいと言ったが、如懿は「心の通じない人と添い遂げて一体何の意味があるの?」と愉妃に言った。

凌雲徹と如懿のよからぬ噂が流れ、愉妃は別の凌雲徹と炩妃の仲がいいと言う噂を流して凌雲徹と如懿の噂を払拭しようとした。凌雲徹と妻も仲が悪いのに気づき、炩妃たちは凌雲徹の妻も巻き込んだ。炩妃とグルの禁足が終わったばかりの豫妃が凌雲徹の妻を連れて来て、「自分の夫が皇后と私通している」と証言させた。凌雲徹の宝箱に入っている長靴が如懿の御印の刺繍で如懿は冷宮にいて火事に遭った時に助けてくれたお礼としたものだったがこれが何よりの証拠だと。しかし刺繍は如懿の手によるものでなく当時の侍女の惢心のものとわかり、豫妃はまたも罰を受け、凌雲徹の妻とは離婚しても良く、彼女は農村へと送られた。第5皇子は如懿の危機を愉妃に知らせなかったことで、愉妃に叱られる。また炩妃はあまりにも自分の悪事を知りすぎた侍女たちを始末し、周りの侍女や太監たちが怖がった。陛下はそれでも凌雲徹と如懿の関係を疑い、進忠に命令して凌雲徹を痛めつけさせた。また彼を去勢したくさんのプレゼントと共に如懿の元へと贈り、凌雲徹が如懿の下で働く太監へと格下げし仕えさせた。凌雲徹は如懿に「これ以上私のために何もしないでください」とお願いした。

陛下と食事するも如懿の嫌いなものばかりが食卓に並んだ。わざと凌雲徹を呼び、如懿の皿におかずをよそるように陛下は命令する。陛下は泊っていくがすっかり冷えた関係の二人。如懿のところに来た炩妃に「凌雲徹を使って私を陥れないで」と如懿は言う。容嬪は如懿を気の毒に思い、「凌雲徹を皇后に仕えさせるその真意は?自分でもわからなくなっているのでは?」と陛下にものを申した。また「ここの人は皆不幸だ」と言った。陛下は凌雲徹を最低の掃除係にするように命令する。凌雲徹は盗みを働いたからと。凌雲徹は他の太監たちからからかわれる。如懿は以前から作っていた枕を侍女を通して凌雲徹に渡してもらう。炩妃は第16皇子を出産。しかし子は取り上げられ他で育てられることに。

第12皇子についている侍衛が皇后と凌雲徹も関係を長い間言い続け、そのことを聞きたくない第12皇子は気分が悪くなる。また毒キノコを第5皇子の皿に盛り、それを食べた皇子は幻覚を見てフラフラし、丁度如懿と凌雲徹が外で久々に会って話しているところを目撃。「母と凌雲徹が」と口走って走り出して陛下と偶然出くわす。それはすべて炩妃の策略だった。凌雲徹は陛下に疑われ拷問を受ける。また第12皇子についていた解雇されたお付きのものを連れ戻して毒キノコなどを如懿は調査させて、身の潔白を証明し凌雲徹を救おうとしていた。愉妃は「凌雲徹を如懿の命令で死刑にすべき」と主張。そうすれば如懿の潔白を証明できると。しかし如懿は反対。何もしないように愉妃に言うが、愉妃は牢にいる凌雲徹を訪ね、凌雲徹が「自分が死ねば皇后の身の潔白が晴れる」と同じことを考えてることを知る。「皇后のためなら命を捧げられる」「男女の情を超えて慕っていた」と言い残した。愉妃は如懿の代わりに死刑を言い渡し勝手に処刑してしまう。陛下には如懿が凌雲徹を死刑にした一報が入る。愉妃が訪れる前に凌雲徹のところには炩妃が訪ね、凌雲徹がかつて送った凌雲徹と炩妃の名前の入った指輪を炩妃から返してもらい、それを「いつか何かの役に立つ日がくるかもしれない」と言って、凌雲徹は愉妃にその指輪を渡し愉妃は如懿にその指輪を渡した。如懿は愉妃に「自分のためにしてくれたことであっても許せない」と愉妃に言った。

第14皇子と第16皇子がいきなり同時に亡くなった。2人とも炩妃の子供だった。亡くなった凌雲徹のことを思いやるせなく元気がでない如懿。

その2年後。
陛下と共に如懿は南巡へ。この1年以上女性と夜を共にしない陛下に、炩妃と進忠はグルになり悪だくみをまた始める。進忠は炩妃が推すと言う女性を用意し夜のセッティングをする。呼んだ女性は妓楼で働く者で、毎日何人もが船で陛下のところへと出入りしているため、街の評判は良くなかった。李玉も手が出せず湖上にあっては進忠だけが担当で、何も言うこともできない。如懿はそれを知り激怒。陛下に皮肉を言うがそれもかわされる。如懿は炩妃を呼び「風紀を乱し陛下の評判を落とした罪で罰を与える」と言った。しかし陛下は如懿に「興を削ぐことばかりする」と言い、如懿が「快楽のために評判を落としている」と言っても陛下は聞く耳を持たない。お互い昔の知っている人でないと罵り合い、「髪を結って結婚したが、髪を切ってお別れしましょう」という如懿に禁足を命令。炩妃は皇太妃となり後宮の采配を任される。進忠は捕まり芸妓の件は彼一人がやったことにされ殺されてしまう。

如懿と仲の良かった李玉も追いやられる。慣れている太監や侍女も追いやられてしまう。また如懿の住まいから様々なものが持ち出されてしまう。心配した愉妃が如懿のところに来るが、如懿は自分と関わらない方が無難と愉妃を追い払い、以前愉妃が縫ったお揃いの小袋を突き返してしまう。第5皇子は如懿に寛大な処置をとお願いするも聞き入れられず。第5皇子は足がどんどん悪くなり、胡雲角=田氏の娘で第5皇子の侍女が炩妃に呼び出され第5皇子の患部に渡した毒を塗るように指示。しかし彼女はその粉を捨てた。第5皇子は足に膿が溜まり熱を出し亡くなってしまう。その後を追うように胡雲角=田氏の娘も殉死。しかしその時に彼女は如懿を貶めるような発言をして亡くなった。凌雲徹の死刑は如懿による命令ではなく愉妃のものであったことや、陛下の命令通り無縁墓地に埋めなかったことで第5皇子が気に病んでいたと。それを知った陛下は如懿の皇后としての印である金冊と印璽を取り上げてしまう。また同時期に如懿の母が亡くなり如懿は意気消沈してしまう。如懿は咳が止まらなかったが、それは労咳であと3,4か月の命と知ると如懿は江侍医に誰にも言わないように口止めをした。その頃炩妃は第17皇子を出産する。

如懿からお願いされていた第5皇子の侍女の胡雲角を探るため、愉妃は胡雲角のメモ書きの処方を江侍医に調べてもらい、また李玉に胡雲角の荷物も調べてもらったが、胡雲角は田氏の娘であり炩妃と関わっていたことを知る。そんな時炩妃は自分の産んだ娘で穎妃が育ててる第7公主を自分のところに連れてくるのに強引に引っ張ってきたが、穎妃にも第7公主に反発を喰らう。炩妃は激怒して穎妃を杖刑にすると言い始めたが、そこへ皇太后がやってきて逆に炩妃は叱られてしまう。第5皇子の百か日を仕切らせるのは炩妃には能がないので無理と陛下は判断し、愉妃に仕切らせることに。また穎妃は久々に会った陛下の娘に「炩妃は皇后になることしか頭にない」と吹聴し陛下の娘もそう思ってしまう。

炩妃の侍女を如懿の侍女の容珮が連れて来て、炩妃の今までの悪さを吐かせようとするが吐かない。しかし長い間拘束していた。炩妃は戻ってきた侍女が下手なことを吐いたのではと疑心暗鬼になっている。その侍女に墓参りを頼み、外出させた。口紅に塗った紅に毒が混ざっておりこの侍女は道中具合が悪く亡くなりそうだったが、愉妃が江侍医に尾行を頼んだため侍女の一命を食い止めた。また食事で徐々に第12皇子の健康を損ねようと企んでいた炩妃だったが、突然皇太后が第12皇子を引き取って一緒に食事をするようになったため、その計画はおジャンとなった。第12皇子が「以前の食事がいい」と言い始めたので、皇太后は以前の食事を調べさせそこから毒キノコの存在を突きとめた。また陛下の娘は炩妃に子育てをさせない方がいい、子供に良からぬことを喋っているからと助言し、陛下は炩妃の元にいる子供全員を他の妃の元へと送り込んで子育てさせることにした。

陛下が過労で倒れた時、炩妃は仲間の包侍医から陛下が深刻であることを聞いており、また扁額の後ろに皇太子の名前を記したものを隠していることを知ると、陛下が寝ている隙に自分が書いた自分の子である第15皇子の名を書いたものを額の後ろに隠そうとした。しかしそれが陛下にバレ、愉妃が来て第5皇子の死が炩妃と関わっていることを証言し、炩妃の弟も来て証言。また凌雲徹が残した凌雲徹と炩妃の名前の入った指輪を差し出す。皇太后も来て第12皇子に盛られた毒キノコの件も証言。皆で炩妃の悪事を暴露した。如懿がこれまで手縫いで仕上げた亡くなった人たちの名前を記した経幡を広げ、炩妃に叩首するように言い、無理やり叩首させた。陛下はそれを知って激怒。苦しみながら死ぬという薬を炩妃に飲ませた如懿は禁足を解かれ、玉璽なども返還されたがそれを拒否する。

陛下は如懿を訪ね話をする。如懿は「蘭因絮果(らんいんじょか)」の意味がようやく分かったと陛下に言う。「咲き誇る花はいつかは散るものだ」と。如懿はかつて若き日に画家に描かせた陛下と自分の肖像画の自分の部分だけを切り取って火にくべた。陛下が狩りに出かけている間、如懿は侍女の容珮に昔話をしている間、静かに眠りこみ亡くなってしまう。侍女の容珮も如懿の後を追って殉死。陛下は如懿の訃報を知り様々な如懿との思い出を思い出し涙する。しかし崩御とせず単なる死亡としたため、皇太后に陛下は叱られる。

9年後まだ炩妃は生きていた。第15皇子が立派に育ち皇太子として任命するのに母親の炩妃の存在が厄介と判断され、炩妃は始末される。また如懿の切った髪を大切に小箱にしまっていた陛下=今は太上皇は自分の白髪を切り落とし同じ箱に入れて、その後亡くなる(完)


面白かった。長かったけれど。そして豪華絢爛で美しかった。次から次へと側室が入っては後宮での陰謀、策略があり、悪意が全くない主人公の如懿もそれに巻き込まれてしまう。最後は悲しいかな、「蘭因絮果(らんいんじょか)」の言葉を吐く如懿。「蘭因絮果(らんいんじょか)」とは「男女の情が美しいのは最初だけ。いつかは滅んでしまうこと」「最初は良縁と思えた関係も、最終的には悲しい結末を迎えること」とありました。このドラマはこの言葉に集約されている気がしました。地位も権力もお金も本当は要らないと思っていた如懿。欲しいのは陛下の愛だけだった。結構悲しいドラマでもありました。

それと楽しかったのは知っている役者さんが次から次へと出て来たこと。映画「至福のとき」の主役の女の子ドン・ジエ(薫潔)が皇后の富察琅嬅役。意外と少し悪い役も合ってた。「慶余年」の海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)役のシン・ジーレイ(辛芷蕾)は金玉研役、嘉妃役。彼女の演技力は素晴らしかった。一番良かった気がする。同じく「慶余年」の林婉児(リン・ワンアル)役のリー・チン(李沁)が寒香見役。美ししくて凛として彼女にピッタリな役だった。「蓮花楼」の肖紫衿役のホアン・ミン(黄宥明)が李玉役。この役がとってもいい役だった。何か惚れそうなくらいに素敵だった。「琉璃」や「山河令」にも出てて、役によってこの人印象が全く違くて結構いい役者さんかもと思った。「30女の思うこと」の主役だったトン・ヤオ(童瑶)が高晞月役、慧妃役。我儘な感じが雰囲気にピッタリだった。あとチョン・イーのドラマ「与君歌」「南風知我意」「琉璃」に出てたチャン・ユーシー(張予曦)が芸妓役としてちらりと出て来たりもびっくりした。こういったちょい役から今や主役にもなってるのだなあと思った。陛下役のウォレス・フォ(霍建華)が宮廷ドラマのどの陛下よりも顔立ちが整って美しかったのも良かったし、主役の如懿役のジョウ・シュン(周迅)も中国四大女優と評されるだけありとてもうまく素敵だった。naonaoお勧め度★★★★★👑

如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~その②(37話から74話まで)

如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~その①の続きです。




37話から74話までのまとめ。

第7皇子が亡くなって具合のあまり良くない皇后は陛下が東へ巡行するのに同行する。蒙古へ嫁がせる者を、皇太后の娘の長公主にするか皇后の娘の公主にするかで皇太后と皇后は激しくやりあう。如懿は、皇太后の娘を嫁がせれば皇后一族がプレッシャーを受け、確固たる後ろ盾欲しさから皇后自ら娘を嫁がせざるを得ないとの知恵を皇太后に披露し、実際にそのようになった。東への巡行で船の移動中、玫妃が他の妃たちに「第7皇子の死は母の行いが子にいった因果応報だ」という話を聞いた皇后は、動転して船から落ちてしまう。凌雲徹が飛び込み皇后を助け、凌雲徹は褒美をもらい昇格する。

皇后は「因果応報」と言い続けていた。死が間近だった。陛下が皇后に話を聞く。「2人の妃を死なせ、如懿に罪を着せ今まで如懿に何をしてきたのか?」「不妊になる薬草をいれた腕輪のことは?」と。陛下は皇室の恥になるので公にはしないと言い、皇后は亡くなった。皇后の侍女たちが尋問を受けることになると、ひとりが自殺。その後を追うように殉死。蓮心も殉死した。

純嬪は皇后の地位を狙おうと耽々とし始め人も変わる。嘉妃は純嬪が育てている第1皇子に罠をかけ、第1皇子の亡くなった母は皇后の手にかけられたと吹き込み、皇后の葬式を取り仕切っていた第1皇子は葬式で涙を流さないために陛下から親不孝だと非難される。また皇太子の座を狙っていると嫌われる。嘉妃はまたも懐妊。嘉妃の子供の第4皇子はやることなすこと褒められ、陛下のお気に入りになる。如懿は皇貴妃となり、側室の中ではナンバーワンとなり後宮をとりまとめる役が回って来る。炩貴人が陛下の寵愛を長く受けずこのままでは終わってしまうと考え、凌雲徹を呼び出して媚薬を焚き子を成そうとするが失敗。


戦が始まり、大師を呼んで祈祷を上げてもらうことにした。如懿の部屋に刺客が入り、書いてもいないラブレターを見せられ筆跡は如懿のものと判定される。如懿は大師との不義を疑われ禁足となる。侍女の惢心が連れていかれて拷問を受けた。嘉妃の侍女は大師の弟子からブレスレットをもらっていた。陛下の祝いの席が設けられた時、如懿は友人の愉妃経由で如懿が作ったお菓子を陛下に届けてもらうことにした。如懿の意図をすぐに理解した愉妃は、凌雲徹や李玉の協力を得て証拠のブレスレットを入れ替えた。ブレスレットの七宝の石のひとつ、赤い石はめのうが本当なのに安い石でできたものだった。嘉妃に陛下が安い赤い石でつくったかんざしをプレゼントすると嘉妃はそれが安い石であると見破り、また嘉妃の侍女に漢字を書かせわざと書けないと言って嘘をついた侍女が、本当は如懿の字を真似て書いたとわかった。惢心は解放されたが、拷問によって足が不自由になっていた。惢心は江侍医から求婚されたが、足の悪いことを理由に拒否した。しかし如懿は二人が相思相愛であることを知っているので惢心を説得し結婚することになる。本当は惢心のことを好きな李玉も駆けつけお祝いする。

嘉妃は第9皇子を産むが死産。嘉妃は自分の国から好きな玉氏の王が来ていて再会し楽しくなる。嘉妃は半年たって昇格し、炩妃も昇格。炩妃は舒妃が飲んでいた子を授かる薬をマネして飲み続けていたが、舒妃は薬を飲むのを止めると程なく懐妊した。第1皇子は具合が悪く亡くなる。如懿は第1皇子が亡くなる前に皇后が自分の母と妹を殺したことを嘉妃から聞いたことを突きとめた。如懿は皇后になるように陛下から言われる。また結婚して如懿のところを離れる惢心に代わり、内務府に抗議していた女官の容珮を自分の侍女として仕えさせる。皇后になった如懿は、皮肉を言う嘉妃を昇格させ、戒めのために赤い安い石でできたイヤリングをプレゼントする。その一方で純妃にはめのうのイヤリングを贈った。如懿は陛下と共に旅に出て墓参りもする。如懿の母も如懿に会いにくる。

舒妃の懐妊は陛下を驚かし不愉快にさせた。何故なら舒妃は皇太后の推薦を受けた側室なので警戒し、薬を飲ませて懐妊させないようにしていたからだ。舒妃は薬を止めることで懐妊したが、炩妃は懐妊薬だと思って引き続き飲んでいる。皇太后は皇后だけを寵愛する陛下に、平等に側室たちを扱うように注意した。寵愛されてない妃たちが宴会で次から次へと芸を披露し、炩妃はその日から夜伽に選ばれた。斉侍医は池で亡くなっていた。彼は皇太后の手下であり陛下が気に食わない侍医だった。

陛下は天象(占い)で舒妃の子供との相克があると言われそれを信じる。しかし炩妃の差し金だった。凌雲徹は嘉妃の肌着を盗んだと罰を受けるが、如懿も炩妃も庇った。陛下は自分が皇太后に秘密にしてる話が漏れていると感じ、玫貴人を呼ぶ。それを知った嘉妃は玫貴人の食事に毒を入れて玫貴人を始末したいと思うが、嘉妃の侍女が玫貴人の食事検査をするのはおかしいと如懿たちは疑った。舒妃は腎臓が悪く薬に余計なものが入っていることが江侍医によって明らかになる。また慶嬪が薬を飲んで腹痛を起こし、玫貴人が「自分でやった」と言ったため、彼女は死刑となった。玫貴人の子供を殺した本当の犯人は前の皇后でなく嘉妃の可能性が高いが、それを知らずして彼女は亡くなった。

舒妃は第10皇子を生むが、親王へその子を預けられ舒妃は情緒不安定になる。炩妃と繋がっている産婆が第10皇子の命が短いことを報告していた。黄河の洪水で忙しい陛下は、江侍医に強い薬を処方するよう叱るが、江侍医は鹿血酒を処方しなかった。身体に負担が大きすぎるので。しかし歓心を買うため炩妃は鹿血酒を陛下に飲ませ、陛下は昼間から酔うようになる。心配する如懿や皇太后を叱る陛下。その頃如懿も嘉妃も懐妊。如懿は第12皇子を生み、嘉妃は第11皇子を生んだ。如懿は演技をして妊娠中は酸っぱい物でなく辛い物ばかり食べていると噂されるようにして、嘉妃に公主を妊娠してると思いこませ見事成功した。

陛下は皇子たちを連れて狩りに出かけた。濡れ衣のために木蘭囲場に追いやられていた凌雲徹はここで働いていた。野性馬を追いかけて陛下が怪我をしてしまう。刺客もおり、野生馬は仕掛けにおびき寄せられた格好となった。最初に駆けつけた第4皇子(嘉妃の子供)が褒められた。第3皇子は来るのが遅いとなじられた。その時凌雲徹が見事な活躍をしたため、陛下の護衛となるよう言われ出世する。また陛下から結婚を勧められ、凌雲徹は結婚する。凌雲徹は夜中に自分の宝物を入れた箱の中から如懿からもらった長靴を取り出して眺めていた。しかしその様子を妻がこっそり覗いていた。その後の凌雲徹と妻の関係はそりが合わず仲があまり良くなかった。如懿はその頃第2子を懐妊する。

皇太后に送り込まれた舒妃は陛下に気を使い口添えを嫌っていたが、今回初めて第10皇子が危篤と聞き陛下に皇子を戻してほしいとお願いする。しかし戻る間もなく第10皇子は亡くなってしまう。暇に任せて昆劇を習っていた炩妃だったが、外で昆劇を歌い舞っていると如懿に見つかり、第10皇子が亡くなったばかりなのに不謹慎だと叱られ跪くように言われる。太監の進忠に言われて炩妃は舒妃をつぶしにかかる。2人が飲んでいた薬は子供ができない薬だったと舒妃に言いに行く。舒妃は陛下にその訳を聞きに行き、陛下が自分に身ごもらせたくなかったことを聞いてショックを受け1人部屋に籠って火事を出し亡くなってしまう。皇太后は炩妃が舒妃を死に追いやったと見抜いていた。皇后である如懿はそのショックで倒れ早産。公主を生むが心疾患のある子どもだった。田氏を含む産婆たちには報酬が減らされ、田氏はそれを根に持った。

炩妃は返り咲きたいがために、舒妃の薬に更に腎臓を悪くする薬を加えたことや江侍医を具合悪くさせ足止めさせたことを、皇太后に白状した。皇太后の手下になることをアピールしたが無駄だった。皇太后には如懿の侍女に頬を打たれる罰を課された。如懿も炩妃を呼び事情を聴くが、既に皇太后が罰を与えているため、如懿が罰を与えることはできなかった。

新しく蒙古から来た穎嬪はすぐに陛下のお気に入りとなり、狩りにも連れて行った。他の妃たちも体調悪かったり都合悪かったりで行くことができず、如懿もついて行かなかった。陛下たちが狩りを終え夜遅く按摩師を呼んだが、進忠が勝手に本来李玉が用意していた按摩師と炩妃を入れ替え、ひとり入浴している陛下の元へと炩妃を送り込んだ。炩妃は色仕掛けで陛下を喜ばせ、彼女は見事返り咲く。陛下の炩妃に対する寵愛が復活する。如懿は「炩妃は下品で卑劣だ」と仲のいい愉妃と話す。炩妃は如懿の宮殿の前で跪き、自分で頬を叩いた。如懿は炩妃に罰を与えたが、陛下はすぐに侍医の手当てを受けさせた。

長公主の嫁いだダワチが暴れ出すと、第5皇子(愉妃の子)は「ダワチを無視すれば叔母が心配だ」と陛下に告げた。すると陛下は第5皇子を罰した。しかし皇太后は第5皇子を評価し、李玉も他の皇子がそれぞれ兄弟の悪口を言っているため陛下は他の皇子たちを怒っていると言う話を聞き、ホッとする。陛下は第4皇子(嘉妃の子)を一番に可愛がり、第3皇子(純妃の子)には不満を漏らしていた。第5皇子は愉妃から第4皇子についていくように、差し出がましくしないようにと常々言われ育った。第3皇子の子供=陛下の孫が生まれ、陛下は純妃のところへ行く。

嘉妃が皇族や高官を買収し、第4皇子がかなり乗馬がうまいことがわかり狩場での野良馬の一件が第4皇子が仕掛けたものなのではと疑問に思い始めた陛下は「第4皇子を分家し宮殿に出入りしないように」と命令する。嘉妃は見放されたことを悟り、夜も眠れなくなる。犬を集めて番犬にし、犬の鳴き声で如懿の娘は発作を起こす。嘉妃は番犬を取り上げられ取り乱す。嘉妃は「第5公主を生んだ意味があるのか」と如懿の前で言い放ち如懿の侍女に平手打ちされる。嘉妃のイライラは募った。その頃穎嬪は懐妊する。陛下は最近は夜は必ず如懿のところへ行って寝ていた。

第5皇子は第8皇子に乗馬を教えるように言われ教えていたが、第8皇子が落馬し足に大怪我をし以前のように歩けなくなった。第8皇子の母の嘉妃は第5皇子やその母の愉妃、如懿までも罵倒した。凌雲徹はその件を調査するよう言われ鞍に針が仕込んであるのを発見するも、誰がやったのかわからず第5皇子が愉妃の子で、如懿の義理の子でもあるためその件は単なる事故として片付けようと同僚と話していた。それを凌雲徹の妻は盗み聞きしていた。

炩妃のアドバイスで慶妃は如懿の子供の第5公主と第12皇子に服を作り贈った。緑の服は第5公主へ、赤い服は第12皇子へと作られたが、子供たちはその逆の服の色を好み、それぞれ反対に着た。その時嘉妃が飼っている犬が突然第5公主を襲い亡くなってしまう。赤い布は嘉妃が慶妃にあげたもので慶妃が作ったことがわかり、赤い服についていた香が犬に刺激を与えたのではと思われた。本当なら赤い服は第12皇子が着るはずだったが第5公主が犠牲となった。そばで観ていた穎嬪は流産。嘉妃は格下げ、むち打ちの刑、慶妃も格下げ。嘉妃は自分の無罪を叫んだ。

戦で功績のあった嘉妃の後ろ盾の玉氏の手前、嘉妃は格下げから復位される。自分の息子の第4皇子を亡くなった皇后の養子にすれば皇太子の未来もあるかもしれないと夢見た嘉妃。それを知って陛下は怒り、嘉妃は庶民となり禁足となる。第4皇子は嘉妃が望む皇室との結婚は認めるが、陛下の子としては認めないと言われ養子に出される。その頃、如懿は懐妊。占いで吉祥の子と言われる。玉氏が選んだ側室を断わりきれず側室を受け入れる陛下。また玉氏は送り出した金氏=元嘉妃が実は拾ってきた者だと手紙に書いてよこした。金氏の死が近いと知り如懿は金氏を訪ねて、今までの悪事を聞いた。金氏はたくさんの悪事について答えたが、第5公主が犬によって殺されたのは自分の意図することではなく、また舒妃を害したこともないと答えた。金氏は亡くなった。「もし来世があるのなら同じ轍を踏んではダメよ」と言いながら亡くなった。

炩妃はこの頃懐妊。炩妃は産婆の田氏を呼び、田氏の病気の娘へ金を渡し如懿の子供への殺害を仄めかす話をする。田氏は如懿の子どもが逆子と言い毎日マッサージをしており、それは江侍医にもわからないことだった。子供は早産で死産となり、鉄天藍は皇后の強運が子供を亡くしたと言い始めた。愉妃は田氏と鉄天藍を罰するように言い、如懿は田氏を呼び尋問させた。「一人でやったこと」「皇后に恨みを持っていてわざと胎盤をずらした」と告白し自殺。炩妃のことは一言も漏らさなかった。また愉妃の侍女が鉄天藍に毒をぬった銀子を渡しそれをなめて鉄天藍は毒死した。陛下が「皇后の強い星が子を剋した」と思っていることが如懿はショックで、陛下に会う気になれなかった。


如懿は頼りにしてる凌雲徹を呼び密かに調査を依頼。凌雲徹は田氏の息子と話すと「愉妃の手伝いをした」と供述。愉妃には第5皇子がおり「如懿に皇子がいれば第5皇子は皇太子になれない」と愉妃が言っていたと言われ、ショックを受ける。凌雲徹は如懿だけに知らせたのに、既に陛下が愉妃を捕まえていたため、如懿は訝しく思い始める。愉妃に金を無心していた愉妃の甥は「愉妃は田氏の息子を殺すように指示した」と言い張っていた。如懿は凌雲徹から愉妃の甥と炩妃の弟がつるんでいる報告ももらうがそれ以上調べさせるのを止めた。

その頃炩妃の母が宮中にやって来て、「皇后を引きずりおろしたらいい」と大声で騒いだ。炩妃の母は呪術を使い、それを侍女が李玉に報告した。呪いの人形が炩妃の屋敷の四隅から出て来て炩妃の弟も呪術を使ったことを白状した。全て炩妃の仕業ではないかと疑われ、炩妃は尋問されるが、前もって進忠に母と弟を切るように言われていた炩妃は「母一人の仕業です」とはっきり答えた。母は死刑となり、死ぬ間際に炩妃に「皇后を必ず殺して自分が皇后になるように」と言った。炩妃は破水したが第7公主を生む。そして答応に格下げ。愉妃はやっと牢を出られた。

炩妃=衛答応は子供を取り上げられ穎嬪が育てることになる。皇太后を訪ねるも第13皇子を殺めて実母も死に追いやったと言われ、見捨てられる。如懿は炩妃=衛答応の太監を尋問し、田氏の関係を調べるように言う。陛下のところには陛下の娘(最初の皇后との子供)がやってきて、その子供(陛下にとっての孫)が池の方へ一人でいるところを衛答応が見つけ、わざと毬を投げて子供に池に入らせ溺らさせ衛答応が救った。衛答応は陛下の娘に恩を売り、陛下の娘は衛答応を庇い始める。拷問は取りやめとなってしまう。「都合よくそんな場所にいたのは不自然」と穎嬪に指摘されるが、「第7皇子が見たくて見に行った」と嘘を言う。「その時間に会えるはずはない」と穎嬪はばっさり切り捨てる。しかし「前の皇后に仕えていたので今の皇后は私を目の敵にしている」と嘘をつく衛答応に、陛下の娘は自分の母(前の皇后)を慕ってくれる衛答応を悪く思わず親しくなっていく。如懿はこれ以上調査されないことに納得できなかった。

陛下は夜は衛答応のところに頻繁に行くようになり、彼女は第14皇子を生み第9公主を生む。また衛答応から炩貴人、炩嬪となりどんどん昇格していった。如懿は子供二人が衛答応によって殺されたと思っているので納得できずに悶々とする。陛下は新たな妃たちを迎える。その中でも蒙古の ホルチンから来た豫妃が気に入られ頻繁に夜伽に選ばれた。しかし彼女はスパイ活動をしており陛下が寝ている隙に情報を盗んだりしていた。第5皇子は豫妃の行動が怪しいと睨み調査させた。第5皇子は豫妃が怪しい薬を取り寄せていることや、機密文書を漏らしていることを陛下に報告。すると豫妃は途端に禁足になる。以前豫妃のままだが夜伽はしないことになった。

炩嬪は田氏の娘と会う。「あなたの母は皇后に濡れ衣を着せられた」とその娘に告げ、「あなたの母も弟も亡くなったけれど、復讐するのは難しくない」と言う。「第5皇子(愉妃の子で如懿の義理の子)になら手を出せる」と話した。第5皇子は足が悪い。彼は既に福晋ももらっていたがそれほど仲良いと言うわけではなかった。田氏の娘が第5皇子のところへ侍女として行くことになり、少しずつ第5皇子の心をつかみ一番近くに置くことになった。その頃また新しい妃がやって来る。寒部の香見公主だった。フィアンセが雪崩で亡くなってしまい陛下の前で自殺を図った。皇太后は帰らせるつもりだったが、陛下はぞっこんとなり傍に置くことになった。しかし香見公主は全く心を開かない。純妃の息子の第3皇子は「陛下が香見公主にぞっこんだ」と純妃に告げ、陛下にも苦言を呈するが陛下に第3皇子は蹴られてしまう。母の純妃が具合悪い中看病し、雪の中陛下に謝りに行き、宮殿の前で跪いた。他の妃たち、穎嬪や慶妃も「純妃を守るためにも香見公主を追放したい」と外で跪き始めたが、それをまた陛下は怒った。如懿は彼らを取り持って陛下は純妃を皇貴妃に封じると言われたが、純妃は具合悪くすぐに亡くなった。また第3皇子も亡くなった。

陛下は拒否している寒香見を自分のものにしたいと理性を失ったままで、如懿に「皇后なのだから責任を果たせ」と言ってくる。如懿は香見公主の元に行き話を良く聞き、彼女と亡くなったフィアンセとの関係が若き日の自分と陛下であることを思い出す。陛下は香見公主のために住まいを特別仕様に作り上げ、寒部の衣装を着たり、寒部の人々に施しをたくさんして彼らを宮殿に呼んだりしながら香見公主の心を開かせていく。香見公主は容貴人に封じられる。如懿は陛下の容貴人への執着ぶりが理解できず、少しずつ陛下から心が離れていく。容貴人は夜伽をするようになり、陛下も容貴人のところへばかり通っている。皇太后は如懿に容貴人が子供ができては困ると言って薬を持たせ容貴人に飲ませるように指示。容貴人も自らそのつもりだったので率先して飲んだ。懐妊していた炩嬪は第15皇子を生んだ。

嫡子である如懿の子、第12皇子はあまり勉強が得意でない。いつも第5皇子と比べられていた。炩嬪は相変わらず陛下の娘と仲が良くつるんでいた。炩嬪は陛下の詩、特に前の皇后への詩をまとめることを陛下の娘と話し、それを婉嬪にとりまとめるように話を持って行った。婉嬪には陛下の心を得るための絶好のチャンスと売り込んだ。婉嬪は詩をまとめて陛下に褒められ、それをたくさん作らせることで色んな所へ配った。それにより今の皇后の如懿の評判は下がってしまう。愉妃は如懿に「陛下と会うべきだ」と忠告。如懿は半年ぶりに陛下と顔を合わせるも、前皇后を持ち上げる陛下に如懿は腹を立てる。それを見て陛下は如懿に「第12皇子の世話を愉妃に任せよ」と言う。後宮の差配は炩嬪がすることになり、スパイ活動で禁足になっていた豫妃は禁足を解かれた。

その③に続きます。naonaoお勧め度★★★★★👑

おまけ:毛不易と周深が歌う「梅香如故」

如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~ その①(1話から36話まで)

中国ドラマ「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」(Ruyi's Royal Love in the Palace)を観ました。




2018年の作品。IMDb評価は7・8。87話。総製作費96億円。豪華絢爛です。原作脚本が同じ「宮廷の諍い女」にとってもよく似ていて後宮の派閥争い、他の側室たちをどのように貶めるか、皇帝からいかに寵愛を受けるか、側室の十人十色の攻防、作戦が面白かったです。また「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」にも似ており、主役が瓔珞と如懿と違うだけで、皇帝や側室たちなど登場人物が共通しているのが余計に興味深かったです。皇帝の名前にしろ、側室たちの名前にしろ、皇后の名前にしろ、「瓔珞~」で一度出て来てるので名前が覚えやすかった。映像が美しく「宮廷の諍い女」より新しいのでより「如懿伝」は今風。「瓔珞~」が柔らかい淡い色の衣装が素敵だったのに対し、こちら「如懿伝」は原色など使っているので「宮廷の諍い女」寄りの衣装でしたが、それでも美しさは抜群でした。この3つの宮廷ドラマは、中国ドラマでは外せないドラマなのではないかなあと思います。また登場人物が良く描かれ、ストーリー展開も面白いことこの上なかった。


以下、1話から36話までのまとめ。

第4皇子弘暦(ウォレス・フォ)の福晋(伴侶)選びの時がやって来る。今の皇后の姪にあたる青桜=後の如懿(ジョウ・シュン)のことが幼い時から好きな弘暦は、如懿を自分の嫡福晋(正妻)に選ぶが、雍正帝の皇后・烏拉那拉氏、如懿の叔母が第3皇子を皇太子としようとして失脚し幽閉されることになり、如懿は側福晋に降格される。皇后は富察琅嬅(ドン・ジエ)に決まる。他に高晞月(トン・ヤオ)たちが格格などの位をもらい側室になった。如懿の叔母は毒殺され、その後雍正帝が亡くなると弘暦が乾隆帝として即位。如懿を嫌う弘暦の育ての母である皇太后は、如懿に3年間喪に服すように命令する。

如懿と仲のいい海蘭(チャン・チュンニン)は、禁足の如懿が陛下に会いに行くことに協力。海蘭は高晞月と同じ部屋になると、高晞月から炭をわずかしか分けてもらえないなど嫌がらせを受け始める。如懿のことを一番に思っている陛下だが、如懿にだけ特別扁額を送ったことが高晞月に知れると、高晞月は騒ぎ出し結局側室の皆が扁額を陛下からもらうことになる。皇太后は如懿だけ特別扱いをしないよう陛下に注意をする。高晞月はまた海蘭が炭を盗んだと濡れ衣を海蘭に着せるが、陛下と皇后が仲裁に入り、高晞月の味方をし海蘭を裏切った侍女は死ぬまで鞭で打たれた。その後海蘭は仲のいい如懿の部屋へと引っ越してくる。

琵琶奏者の女性が陛下の目に留まり、白蕊姫(ハー・ホンシャン)と呼ばれ新たな側室となる。白蕊姫の顔が高晞月に高慢な態度だと打たれて膨れて薬で治療するが、ますます膨れ上がった。薬を触った如懿が疑われるが、香袋を海蘭が縫い直したことが幸いし肌に有毒なものが入っていないことがわかって如懿の疑いは晴れた。実は白蕊姫の顔が膨れ上がったバックには皇太后がいた。

第1皇子が乳母に邪けんにされていたのを、如懿は知り心を配っていた。高晞月はこの子を育てたいというが、第1皇子に母を選ばせると彼は如懿を選び、如懿は第1皇子の母となった。一時期陛下の寵愛を受けたくさんの品物が届き、その後陛下の生母のことを口にした如懿を陛下がうっとうしく思い如懿の元へと通わなくなると、途端に内務省から届く必需品まで質が悪くなっていたが、第1皇子の母となった如懿の元にはまたもたくさんのいい品物が内務省から送られてくることになる。

陛下の年取った側仕えの王欽が皇后のうら若い女官の蓮心に思いを寄せており、皇后にとっては王欽が陛下の情報を色々流してくれたら都合がいいため、王欽と蓮心の結婚を陛下に提案し陛下から許可をもらう。蓮心は全く望んでいなかったが結婚が決まり、毎晩悲鳴に似た声が聞えて来た。如懿の侍女である阿箬は気性が荒く口が過ぎることを以前から如懿に注意されていたが、蓮心をからかいそれを高晞月に見られ戒められてしまう。罰として阿箬は雨の中跪くよう言われ、如懿までお経を100回書くように言われる。その後暗闇で蓮心が池に身投げしているところに如懿が出くわし、彼女を助ける。蓮心は王欽からDVを受けていた。

儀貴人=元皇后の侍女が懐妊。玫貴人=白蕊姫が難産の末、子を失い失望のあまり首を吊ろうとしその後も気が病む。亡くなった子供を見たのは皇后と如懿だけだったが、王欽がその子を運ぶときに慧貴妃=高晞月が見てしまい、慧貴妃は陰で「玫貴人は化け物を産んだ」と噂を流した。王欽は皇后と慧貴妃の手下であり、犯人探しを命じられると嫻妃=如懿に濡れ衣を着せた。嫻妃=如懿はしばらく禁足となる。

第1皇子を育てたい慧貴妃=高晞月は、嫻妃=如懿の宮殿の前で第1皇子を待ち伏せ連れ去ろうとしていたが、そこに王欽がやってきて慧貴妃=高晞月を襲った。慧貴妃=高晞月はカンカンになりヒステリー気味で陛下の元へ。妻の蓮心が呼ばれ、王欽のことが聞かれる。王欽が秘薬で国で禁止されている薬を飲み「毎晩野獣のようだ」と泣いて話す。王欽はすぐ王宮から追放された。蓮心は如懿が噂話を流した犯人でないことを王欽から聞いていたと話し、如懿の無実も証明された。如懿は皇后のサポートをするよう言いつかる。皇后は喘息持ちの第2皇子の世話で忙しいため、嘉妃=金玉妍(シン・ジーレイ)がお腹の大きい儀貴人の世話もしたらどうかと提案し、如懿が儀貴人の世話もすることになった。

毒蛇が儀貴人の改装中の建物から出て来たが、如懿は塗料に蛇イチゴが塗られていたことを突きとめる。嘉妃=金玉妍が、如懿の侍女の阿箬(ツォン・イーシュエン)を丸め込み情報を獲ったらいいと慧貴妃=高晞月に相談し、悪巧みをしている。儀貴人は破水。焚いた炭の中や食事にも水銀が入っていて、儀貴人は水銀中毒になっていた。如懿が真っ先に疑われ、阿箬が証人として呼ばれると阿箬は如懿の化粧品から水銀の元となるものを持ってくる。如懿に脅され、部下の料理人たちも炭や料理に水銀を入れさせられたと証言。すべて阿箬のでっち上げで如懿にとっては濡れ衣だったが、如懿には降位と軟禁が待っていた。仲のいい海貴人=海蘭だけは一緒に如懿といた。如懿の住む延禧宮が人減らしされる中、玫貴人が来て如懿を鞭打ちにし、儀貴人が来て如懿をかんざしで刺し殺そうとした。陛下に直接仕えることになった阿箬が毒入り菓子を如懿に送ろうとしていたことを知った陛下は、このままでは如懿が殺されると思い冷宮へと如懿を送り込んだ。第1皇子は既に子供がいる純嬪に託される。慎常在=阿箬、玫貴嬪、嘉嬪の封冊が執り行われた。無実の如懿は陛下に「公正とは何でしょう」と問いかけた。表向き調査はこれで打ち切りとなり、陛下は隠れて調査を進めた。

冷宮では銀子によって食事も何もかもが変わった。侍衛する凌雲徹に知恵をもらい如懿は刺繍を手巾に施し、それを凌雲徹を通じて外の世界で売ってもらい銀子を稼いだ。陛下は心配して凌霄花の送ってきた。また海貴人も度々差し入れをしてきた。冷宮の前で紙銭が焼かれていたのを見つけた慧貴妃は、如懿が皇太子たちを呪い殺したのではないかと騒ぎ立てたが、如懿は機転を利かせ難を逃れる。その後如懿の部屋に毒蛇が放たれ凌雲徹が駆けつけ助けてもらう。慧貴妃にいじめられた海貴人は如懿に泣き言を言い励まされると、今度は海貴人が陛下の寵愛を受け始めて懐妊した。海貴人は如懿を助けるためわざと江侍医に頼み少し毒をもらって飲み、玫貴嬪や儀貴人と同じ唇や顔にできものができる症状を起こした。冷宮にいる如懿ではない誰かがやり如懿は濡れ衣だったのではと、再度慎貴人=阿箬が尋問を受けることに。嘉嬪は皇子を出産。純嬪のところで第1皇子の世話をしていた凌雲徹の恋人の女官、衛嬿婉(リー・チュン)は陛下に目をかけられ仕事がおろそかになっているのを純嬪に見透かされ、担当を降ろされ花係りに。衛嬿婉は恋人の凌雲徹に別れ話を持ち掛けた。

皇后は海貴人の名前を使い、如懿に紙銭を送って来た。如懿は父の死の知らせを受けショックを受けていたがこれは罠だと考え、紙銭を燃やすと見せかけ真言の書いた紙を燃やし皇太后に褒められる。その後冷宮は火事になり、慧貴妃は花火が原因なのではと思い謝ったが、実際には慎常在=阿箬の部下が火を放っていた。如懿はヒ素中毒にも侵され始め、皇后と慧貴妃は一体誰がそこまでやっているのがお互いに疑心暗鬼となった。

如懿は冷宮を出て、位も嫻妃に戻った。ヒ素中毒は如懿の自作自演であった。その頃慎貴人=阿箬が慎嬪にまで封冊され、毎晩夜伽で陛下が通っていた。しかし実際のところ3年間陛下は慎嬪に指一本触れずにいた。「侍女であり奴婢であることを忘れないように」と陛下は慎嬪に釘を刺した。海貴人の食欲が止まらず江侍医に薬を調べてもらうと、余計な薬が入っておりお腹が大きくなりすぎて難産になりそうであった。出産当日頼れる江侍医が来られず、別の医者が来たが海貴人の出血が止まらず斉侍医が来るとやっと助かり、何とか第5皇子を出産。知らない医者は帰りに嘉嬪の侍女のところに寄っているのを、如懿は知った。阿箬が「(実家の親兄弟たちの命がかかっているので)すべて自分がやった」と話し、後ろに皇后や慧貴妃がいることを吐かずに自殺してしまう。慧貴妃は常時阿箬の幽霊を見て、気が変になっていき憔悴し始めた。皇后が如懿を殺そうとしたことを口走り、誰も信用しなかったが、皇后は慧貴妃がまた変なことを言うのではないかと気を揉み始めた。陛下は慧貴妃だけを疑い皇后が関与していることを認めようとせず、如懿は不満だった。如懿は慧貴妃が死が近いのを知り訪ねていき、2人だけが皇后からもらったブレスレットの中に子供の産めない薬が仕込んであったことを慧貴妃に告げる。また斉侍医が慧貴妃に余計な薬を飲ませていることを如懿は知る。その後慧貴妃は陛下に面会。黒幕が皇后であることを伝えるが、「皇后を侮辱するな」と陛下は取り合わない。慧貴妃は疥癬に罹り、侍女は命を落とし人払いが行われ彼女の居る住居は閉ざされた。慧貴妃は納得できないまま死を迎えた。

陛下が疥癬に罹り、如懿にもうつってしまう。陛下の看病を皇后一人で担った。少し前に純嬪は第6皇子を出産。皇后が今度は懐妊し第7皇子を出産し、嘉妃も懐妊し第8皇子を出産。皇后の産んだ第7皇子は早産のため体が弱く、皇后は気を揉む。

皇后と嘉妃が談笑しているときに、花の鉢を割ってしまった女官の衛嬿婉は如懿と共にここまで来たと余計なことを口走ったために、嘉妃に目をつけられ青児と名前を変えて、自分の侍女になるように言われた。如懿の幼少の時の名前が青桜だったので、衛嬿婉を如懿の身代わりとして、嘉妃は散々こき使い虐げ嘲笑った。嘉妃の元でいじめられることを知ってる進忠太監は、御前女官になれるよう一芝居打たせた。もし失敗して陛下の妃になれぬとも自分の女になれと彼女に言った。嘉妃が衛嬿婉を虐め侮辱してるのを陛下が知り、陛下の目に留まり衛嬿婉は衛答応となり、夜伽をすることになった。天然痘が流行し第7皇子は天然痘で亡くなる。

その②に続きます。観たら次々見たくなる。naonaoお勧め度★★★★★👑

おまけ:このドラマのトレーラー

独孤伽羅~皇后の願い

中国ドラマ「独孤伽羅」~皇后の願い(原題:独孤天下)(The Legend of Dugu)を観ました。




2018年の作品。IMDb評価は8.0。6世紀半ばから7世紀初めに生きた独孤伽羅の人生を描いたドラマ。独孤伽羅は隋の初代皇帝、楊堅の皇后になった人で、政略結婚でも仲睦まじい夫婦となり一夫一婦制を誓いました。三姉妹の末娘として生まれ、様々な策略に翻弄され波乱万丈な人生を生きた人です。評価が高く登場人物は現存した人とのことで歴史の勉強にもなると思い観てみました。映像が美しく、ストーリー展開も面白かったです。


北周の丞相である独孤信には3人の娘がいた。長女の般若(アン・アン)、次女の曼陀(リー・イーシャオ)、三女の伽羅(フー・ビンチン)。長女の般若は「独孤家が天下を獲る」という占いを信じ、太師である宇文護(シュー・ジェンシー)を愛しながら北周の皇帝の兄である寧都王、宇文毓(ゾウ・ティンウェイ)と結婚。母がいない独孤家を長年支え、しっかり者で父の信頼も一番厚い。

次女の曼陀は陳留群公の息子楊堅(チャン・ダンフォン)との婚約を決めていたもののそれを嫌い始める。次女は平民の娘で側室の娘であったことから、常日頃からそれを嫌い長女と三女とは仲が良くない。いつも不満だらけ。色んなことをしでかして長女に見抜かれ、父にも飽きられてしまう。

三女の伽羅は幼馴染で皇帝の弟、輔白王の宇文邕と仲良かったが、将来的には隴西郡公の息子、李澄と結婚することが親同士で決められていた。

次女の曼陀は輔白王の宇文邕に偶然を装い頻繁に近づき、輔白王の宇文邕の妻となり将来皇后になりたいとの夢を見る。その後宇文邕にその気がなく、宇文邕が三女の伽羅を愛しているのだと知ると、今度は自分の婚約者の楊堅よりも三女伽羅にたくさんの結納品を持ってきた三女の婚約者、李澄に鞍替えしようと考える。伽羅が一緒に来ると告げ、李澄を狩りに誘い、伽羅と輔白王、宇文邕の仲の良さを伝え縁談を壊そうとし、李澄が寝ているはずのベッドへと曼陀が忍び込み、そのまま結婚する手はずだったが、ベッドで寝ていたのは李澄の父、隴西郡公、李昞であった。このことがバレ、入れ知恵をいていた曼陀の乳母は「伽羅が媚薬を使っていた」と言い出す。そして伽羅の侍女も同じ証言をしたが、長女の般若がやって来てこの侍女を吐かせた。曼陀の乳母が首謀者であり死を命じられ侍女も処分された。

隴西郡公、李昞は責任を取って次女の曼陀を娶ることにしたが、一方、婚約者だった楊堅は「夫となる人が亡くなるまで君を待つ。君以外の誰とも結婚しない」と曼陀に言い出す。伽羅と隴西郡公の息子、李澄の婚約は破棄される。般若は「もう妹だと思わない」と言う。

朝廷では超貴が独孤信に代わって勢力を伸ばし、般若は超貴を応援し皇帝の宇文覚に代わり自分の夫、宇文毓を皇帝に就けようと画策していた。これを知って父の独孤信と娘の般若は対立。父はこれは謀反だと叱った。超貴が邪魔な宇文護を殺害しようと計らったがそれを独孤信が気づき阻止。しかし元々兵を集めて自分たちを守ろうとしていた伽羅を、陛下が独孤信の失脚を願う超貴の言葉を信じて謀反を起こしたと牢に入れる。それを案じて般若は夫の宇文毓に兵を挙げるようお願いするが全く動いてくれないので、かつての恋人の宇文護にお願いに行き、挙兵の約束を取り付けるために自分の身体を差し出してしまう。この結果般若は宇文護の子を身ごもり、表向きは陛下の子供で流産としたが、秘密裡に出産し最終的には孤児として三女の伽羅が育てることになった。

宇文覚は宇文護に脅され皇帝の地位は宇文毓へと移り、宇文護の傀儡政権となった。長女の般若は皇后となり、夫の宇文毓を支えるも宇文毓は陛下を辞めたいと漏らし、宇文護を殺したいと思い宇文護暗殺計画を立てる。そのとき陛下の宇文毓も襲われ独孤信が兵を出さざるをえなかった。その頃独孤信は息子たちを辺境の地へと追いやることにした。また三女の伽羅を楊堅の元へと嫁がせることにした。陛下のせいで独孤信は宇文護を敵に回してしまい、その上具合も悪かったため丞相を辞めた。余りに急いだため花婿の楊堅が結婚式に間に合わず、その代理が仮面をつけて結婚式に出ることに。その仮面の下の人物は宇文邕だった。伽羅と宇文邕は相思相愛だったが、宇文邕は身体が弱く30歳まで生きられないと言われ、また伽羅の父、独孤信は二人を一緒にさせられないと強く反対していた。独孤信は伽羅が楊堅に嫁いで3日後に伽羅が実家に戻ってゆっくり一緒に過ごした後、自殺する。街では宇文護が独孤信に濡れ衣を着せて死なせたと噂された。

初めは仲の悪い伽羅と楊堅だったが、次女の曼陀の人となりが明らかになると楊堅は手のひらを返すように曼陀への態度は冷たくなり、今まで誤解していた伽羅を理解し始め、仲睦まじい夫婦となっていく。その間に楊堅はどんどん出世。

一方曼陀は嫁いだ先で自分の産んだ子供を嫡子としたいため、今の嫡子の李澄が邪魔なので李澄が子を流産させるお香を焚いたと彼を悪者に仕立てた。その結果、夫の李昞は李澄を遠くの地へと追いやってしまう。また曼陀は法事で戻って来た李澄のお茶にしびれ薬を入れ、李澄が下女に乱暴し下女がそのために自殺するという事件を起こさせる。曼陀が生んだ子供は早産の女の子で、侍女が子供を落とし産婆を侍女に殺させ亡くなる間近の産婆に賊に襲われたと証言させた。しかもその賊は李澄の叔父の仕業だと言わせた。またその後曼陀が朝廷へと来ると、伽羅と楊堅の仲を裂くような行動に出て、それをまた今や皇后である般若に咎められた。伽羅が育てて来た麗華という子供を、曼陀は楊堅に「(本当は宇文護と般若の子供なのに)宇文邕と伽羅の子供だ」と言いふらしたが、その時には楊堅は「過去のことはすべて水に流し、伽羅以外誰も愛さない」と誓っていたので揺るがなかった。

般若はお産の時に宇文護に閉じ込められ亡くなってしまう。宇文護は般若が自分を殺そうとしたことを許せなかった。その後陛下も宇文護に毒を盛られることによって亡くなる。新帝は宇文邕に引き継がれた。宇文邕は突厥のアシナ公主との婚姻を宇文護の勧めるがままにすることになり、そのお迎えに随州に行っている楊堅が担うことになった。副使として李澄を使った。その時命を狙われると伽羅や曼陀(姉からもらったお金で軍を持っていた)が援軍を出し守った。楊堅はアシナ公主に斉でなく周の皇后にと説得して、見事宇文邕の皇后に迎えることに成功した。曼陀の今までの悪事が李昞にバレ、曼陀は監禁されるが曼陀の世話焼き係の王氏が身代わりを探し曼蛇を外に出してしまう。

曼陀は宇文護のところへ行き、李澄を殺せば李家の財産の8割を渡すと持ち掛け、自分と宇文護が一緒になれば独孤天下が望めると話したが、宇文護は誰とでも寝る節操のない曼陀を怒った。アシナ皇后と仲良くなった曼陀はアシナ皇后に陛下と伽羅が密会してると嘘を吹き込み、麗華が陛下と伽羅の子供であるとも吹き込んだため、陛下は曼陀を捕え半殺しにしたが、そのまま曼陀は戻ってしまう。宇文護が楊堅の命を狙った時に楊堅は寺で占いをすることになり「独孤天下」をまたも引き当て、自分が皇帝になる夢を見始める。

皇太后の前で話をしていた宇文護を陛下が刺し、構えていた軍にも攻撃され宇文護は亡くなる。宇文護が亡くなったため斉との戦に備えないといけないと思っている楊堅と伽羅。また陛下(宇文邕)は、自分の息子の宇文贇と表向き楊堅と伽羅の子供である麗華を結婚させることにする。しかし宇文贇は宮女に手を出し妊娠させ父の宇文邕に殴られるが反省の色なし。麗華は自分の運命をしっかり見据えて結婚していた。宇文邕は亡くなり宇文贇が皇帝になると、曼陀に側室をもっと持ったらいいと言われ側室ばかりでなく皇后を5人ももらうという暴挙に出た。斉を打ち取って手柄を立ててる楊堅を謀反者に仕立て上げようとしたがそれは失敗した。楊堅は陛下を唆してる曼陀を寺に閉じ込め、その子供の李淵を引き取り、伽羅は娘の麗華に手を挙げている陛下を戒め兵符をもらってきた。陛下がちゃんとしなければ楊堅が権力についたらいいと伽羅は楊堅に言い、自分の子供に譲位を言い出す宇文贇だったが、突如宇文贇は亡くなる。宇文贇の子供の宇文闡も殺されると楊堅は国の名前を隋と改め、自ら隋の皇帝となった。それによって麗華は父である楊堅が皇帝になりたくて子供の宇文闡を殺したのではないかといらぬ疑いをかけ、父と娘の間は冷え切った。また伽羅に長年仕えた侍女の冬曲と楊堅に長年仕えた侍衛の鄭栄の二人も去って行った。

伽羅の計らいで曼陀を寺から出してやったが、曼陀は王氏に城の抜け道を教えてもらい自分の若いころに似た侍女を探し、ずっと側室を持たなかった楊堅に媚薬を使いその侍女を送り込んだ。曼陀は今も伽羅を憎み伽羅と楊堅の仲を引き裂こうとしていた。しかしこの侍女の親は楊堅を裏切った家のものだと判明し楊堅は事なきを得る。伽羅が倒れ亡くなり楊堅も亡くなる。その後を継いだのは李淵で唐の初代皇帝となる。母の曼陀が「私を皇后にして欲しい」との遺言通り、般若からもらった皇后の衣装を死装束とし、李淵は母親を自分の皇后として葬ることにした(完)

独孤三姉妹恐るべしです。特に曼陀の企みと言ったらなかった。最後の最後まで周りは翻弄させられっぱなしで酷い人がいたものだと思いました。曼陀を演じたリー・イーシャオは「三国志」の中で司馬懿の側室、「項羽と劉邦」で虞美人を演じてます。妖艶な感じが印象的でした。ちょっと調べたら「明蘭」で明蘭の夫の側室も演じてました。そうだったのか、と思いました。この女優さん憎まれ役がうまいのかもしれません。三姉妹が皇后になったというのは歴史上でも珍しいのでは?と思いました。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ:リウ・シーチュン(劉惜君)が歌う「菩提偈」

月歌行 

中国ドラマ「月歌行」(Song of Moon)を観ました。




2022年の作品。IMDb評価は8・1。評価高いのと顔馴染みのチャン・ビンビン(張彬彬)が出ているので観ました。ラブロマンス、ファンタジー。人界、仙界、妖界を描く。この種のドラマは観慣れて来てるので(「永遠の桃花」「夢幻の桃花」「霜花の姫」「千古の愛、天上の詩」「蒼蘭訣」「長月烬明(輝伝)」「琉璃」「沈香の夢」などと同じジャンル)設定やストーリー展開に目新しいものがなかったのですが、映像が際立って美しく毎回うっとりしてました。作り物だとわかってるけどそのファンタジー感たっぷりがまた美しい。またチャン・ビンビンの一人三役も素晴らしかった。ちゃんと演じ分けをしていてやはりうまいと思った。他に「九齢公主」のワン・ヨウシュオ(王祐碩)が出ていて、相変わらず優美で佇まいが素敵なので、とっても楽しく観ることができました。

子供の時に夢のお告げで仙人に「将来大事を成し遂げる」と言われた柳梢(シュー・ルー=徐璐)。18歳になると妖王の獓狠(アオヘン)に襲われ、猟妖師の陸離(チャン・ビンビン=張彬彬)に助けられる。柳梢は自らの身を守るため武揚候府に入学し鍛錬することに。記憶を無くしている陸離は、武揚候府にある抱月剣と柳梢が記憶を戻す鍵となることを知り、柳梢と共に武揚候府に入学。一緒にいるうちに恋に落ちていく。

しかし師匠から柳梢を好きになればなるほど苦しくなる呪いをかけられ(チョン・イー演じた「琉璃」の司鳳の呪いみたい)陸離は苦しむ。陸離の師姉の白鳳は悪の妖王と手を携え、武揚候府の後継ぎと思われていた杜と共に失脚。陸離は武揚候府の後を継ぐよう言われ、柳梢は帝草をもらい抱月剣を抜くことに。陸離は師匠によって一時閉じ込められ、柳梢は剣を抜くことで体が傷ついた。そのため体を癒す蝕骨琴を探すことにする。以前柳梢を助けた寄水族の白衣の妖君こと、訶那(ワン・ヨウシュオ=王祐碩)に陸離がお願いし一緒に探してもらう。

仙界に降り立った陸離と柳梢。二人は相変わらずラブラブ。四季碑を守らないといけない。獓狠(アオヘン)が襲い陸離が亡くなると、仙界を守る者、洛歌(チャン・ビンビン)が現れる。洛歌は陸離とうり二つだが、柳梢は洛歌を陸離と思い近づくが、洛歌は柳梢を冷たく突っぱねる。洛歌は「陸離ではない」と、柳梢にきっぱりと告げる(この話の流れ、パターンが「沈香の夢」「上古の愛、天上の詩」を思いださせる。顔が同じなのに全く別人になっている)洛歌は上仙になった。四季碑の修復のためには柳梢の血が必要で、7つの血符を作ると柳梢の命が危ないため、4つだけ彼女の血をもらい作り四季碑を守り苦しみ始めた。

妖族が悪さをしているとの情報が入り、いったん洛歌と柳梢は人間界へと降りたつ。訶那はかつて寄水族の長だったが、4つの族を束ね和平に応じる。柳梢の霊力と洛歌の霊力が反発しあうため、彼らは一緒にいてはいけない運命だと言われるが、柳梢は陸離を忘れられない。柳梢は霊力を高める修行を開始する。柳梢は仙翁を殺したと濡れ衣を着せられたところ、万歳が無実を証明し、悪夢を見ている柳梢の夢の中に洛歌が入り込んで柳梢を救いに行く。洛歌は自分が陸離であることを思い出し、「君に向かい合い信じる」と柳梢に言うと、洛歌にまたも好きになればなるほど苦しむ呪いが復活。白鳳が法器を使い柳梢に成り代わるが洛歌は見破る。洛歌は反発する柳梢の霊元を飲まされ霊力を落とされる。その間柳梢は法器に閉じ込められ火あぶりされそうに。訶那に渡されていたふさ飾りで訶那を呼び出し助けてもらう。訶那は柳梢を助けたことで深手を負い1000年の修業が台無しになり右手が使い物にならなくなる。

洛歌は反発する柳梢の霊力の破片に苦しめられる。柳梢は洛歌を諦めるつもりで洛歌からもらった望鈴を返す。三界に累が及ぶのを恐れて洛歌は崖から飛び降り行方不明。人間界へ行った洛歌を探すため、柳梢も人間界へ。最初に人間界で出会ったように洛歌は河渡しをしていて真珠のブレスレットを売っていた。「今が幸せ。一緒に暮らそう」と過去をすっかり忘れて術さえも使えない洛歌。一方一緒になれない運命を知ってしまっている柳梢。霊力が反発するのを恐れ柳梢は元神を封印する。

柳梢は白鳳に連れ去られるがそれをまた訶那が気づき助ける。霊泉で解毒しなければならず霊泉に入るがそこを出るのが難しく、謝令奇と洛歌が助けに来る。謝令奇は心を無くしてそこに長くとどまっている師姉の式微も救い出そうとするが難しかった。柳梢は彼女の元神=曜霊元神を封印したいと考えたが、洛歌は後押しして彼女に修行を積ませたいと思っていた。柳梢は卓宮主と商玉容の力を借りて霊元を封印しようとするも卓宮主が邪気に侵されてしまう。邪気の始末方法を見つけるためにまたも人間界へ旅立つ洛歌と柳梢。

洛歌の妹の洛寧(ジョンホー・フイズー=鄭合恵子)は沢水仙人の継承者で、沢水仙人はかつて寄水族が水を離れては生きられないという呪いをかけて亡くなったため、今の寄水族の妖長である訶那と結婚すればその呪いが解けると思い、結婚をしようとする。しかし洛寧は訶那の弟の阿浮(ライリー・ワン=王以綸)が好きで、阿浮も洛寧が好きだった。阿浮は裏で悪者たちと手を組みいろいろ動いていたが、それを洛寧に知られてしまう。またかつて前世では洛寧と阿浮の二人が夫婦であったことも洛寧は思い出す。結婚式中に阿浮が入って来て洛寧を拉致し、阿浮が洛寧との結婚式を執り行ってしまう。

仙翁の放った邪気に侵された阿浮は急に入ってきた洛寧を刺し殺す。これにより寄水族の呪いは解ける。仙翁に唆され四季碑の下の魔物を解放すれば、洛寧の元神が見つかると信じた阿浮。妖鬼の力を体に入れてしまう。阿浮は洛歌から抱月剣を奪い四季碑を破壊する。四季碑を崩して出てきたのは封印した月光上神(チャン・ビンビン)だった。洛歌と同じ顔をしているが黒装束を纏ってる。ずっと洛歌は自分自身でもある月光上神と戦っていた。白衣の洛歌の中に黒衣の月光上神が顔をのぞかせた。訶那と阿浮兄弟から水元をもらい池へ向かい清霊藤を求める洛歌。1万年前に月光上神と曜霊上神は愛し合ったが三界が荒れ始め別れた。邪気を処分するために月光上神が邪気を吸って貯め込み始め、曜霊上神が月光上神を成敗したのだが、月光上神を殺したくないために曜霊上神は月光上神を剣で刺すだけにしていた。

柳梢と洛歌は結婚することになる。月光上神が洛歌に乗り移った感じの尊大な態度に、訶那は見かねて洛歌に戦いを挑むが訶那は殺されてしまう。柳梢は曜霊上神となり、月光上神と戦う。訶那が亡くなる前にくれた3日間正気を保てるものを使い洛歌は正気になり「自分を殺してほしい」と柳梢に頼むが、柳梢は邪気を吸い込んで自ら亡くなってしまう。洛歌は人間界に行き、柳梢と来世で会うと約束していたため彼女を探し彷徨い始める(完)

もうひとつのラスト
柳梢と洛歌は結婚式を幸せに挙げたが、その後黒い洛歌=月光上神が出てきてしまう。柳梢と月光上神は戦う。事前に月光上神の封印の仕方を教えてもらっていた柳梢は封印途中で殺されかける。訶那が柳梢を助けようとしたとき、阿浮が現れ月光上神と戦い命を落としてしまう。阿浮を阿寧が後ろでしっかり支えていた。月光上神は洛歌に戻り柳梢に「自分を殺してくれ」という。柳梢は洛歌を殺し、必ず戻ってくるように約束をする。柳梢が人間界をふらついていると、阿浮と洛寧そっくりなカップルを発見。肩を叩かれ振り返ると洛歌にそっくりな男性がニコニコして立っていた(完)

久々のチャン・ビンビン。素敵だった。陸離と洛歌と月光上神の一人三役。とってもうまかった。まるで「沈香の夢」のチョン・イー。あるいは「千古の愛、天上の詩」のシュー・カイ。彼らと一緒で一人三役が見事に演じ分けられていて天晴だった。陸離と洛歌と月光上神の中では、陸離がとっても軽くて明るくて楽しかったです。ワン・ヨウシュオの訶那も素敵で、この人「九齢公主」に続きとっても好感持てる役を演じてる。品がある。そして華がある。「霜花の姫」「月上重火」のレオ・ローや「山河令」のゴン・ジュンと同じで、優美で品があり美しい。訶那の弟の阿浮を演じたライリー・ワンはレオ・ロー主演の「オオカミ君王とひつじ女王」に出てたセカンドカップルの男の子だった俳優。「霜花の姫」「月上重火」にレオ・ローと共に出てたチェン・ユーチー(陳鈺琪)もちらりと出てきました。

神様たちも人間世界と変わらず色々関係もあって、人間と変わらない。それがいい。最初に観た時には天界、仙界、人界、妖界がある世界の中で神様たち神界から人界で生き直したりするストーリーが強烈で夢中になっていたけれど、今はたくさん観てきているのでその世界観には慣れてしまった。それでも面白いと思う。このファンタジーのジャンルは好きで好きな俳優が出ていれば尚更いい。

今回は2つのラストが用意されていてどちらも良かった。要はハッピーエンド、ハッピーエンドを匂わせているものだったらそれが最高。メインカップルとセカンドカップルが同じくらい出演していた感じだったけど、初めましてのヒロイン、シュー・ルーは可もなく不可もなくという感じでした。ヒロインが好みだったらもっと熱中はしたかもしれない。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ1:李夢雪が歌うドラマ挿入歌「Blooming Fields」美しい旋律で毎回うっとり聴いてました。

おまけ2:周深が歌う主題歌「Pursue Months」こちらも夢心地な旋律。