クイーンズ・ギャンビット

アメリカドラマ「クイーンズ・ギャンビット」(The Queen's Gambit)を観ました。

クイーンズ・ギャンビット

2020年の作品。IMDb評価は8・5。ゴールデングローブ賞作品賞主演女優賞を始めプライムタイムエミー賞など様々な賞を獲得。孤児院で育った女の子がチェスの才能を開く物語。1960年代のアメリカのファッションや音楽、建物調度品なども楽しめる。チェスの試合中の主役の女の子の凛とした佇まいが素敵でした。

エリザベス・ハーモン。9歳の時に母が交通事故を起こし、彼女一人が生き残り孤児院に引き取られる。守衛のシャイベルがひとりでチェスをしているのに興味を持ち、ベスはシャイベルにチェスのやり方を学ぶ。程なくしてシャイベルがベスの能力を見抜き、地元のチェス協会の人を連れて来ると高校で週に1回、多くの高校生を相手にチェスをするようになる。

孤児院で緑色の薬をもらって飲んでいたが、そのうちもらえなくなる。仲のいいジョリーンが「寝る前に飲むといい」と言い、寝る前に何日間分かをまとめて飲むこともあったが、その時には天井にチェス盤と駒が大きく映り、凄い速さで駒を動かすことができた。彼女の日常はチェス一色に染まり、寝ても覚めてもチェスだけを考えていた。緑の薬がもらえなくなって、それを盗むときに大量に口に入れ気を失った。

13歳の時に里親が現れベスは引き取られてるも、義父と義母の仲が良くなく義母一人の手で育てられる。家計がひっ迫している中、ベスがケンタッキーでのチェスのトーナメントで優勝すると賞金が出たため、義母はベスが積極的にあちこちのトーナメントに出ることに賛成し、ベスの行くところへ義母も一緒に出掛けていく。同じ年の1963年シンシナティ、ヒューストンと立て続けにトーナメントに出場。天才チェス少女として有名になっていく。1966年ラスベガスの大会で、ベスはケンタッキーでチェスの試合を一緒にしたシモンズと再会。彼は雑誌カメラマンとなっていた。ベスはシモンズに淡い恋心を抱く。試合では全米チャンピオンのベニー・ワッツに初めて負けてしまう。1966年メキシコシティでの大会でソ連のボルゴフと対戦しまた負ける。お酒を日常的にたくさん飲んでた義母が、メキシコシティのホテルで突然死亡。ベスも緑色の薬とお酒を大量に飲むようになる。

ケンタッキーの大会で知り合ったハリーが家に訪ねて来て、対ソ連のトレーニングとばかりチェスを一緒に考えてくれ、一人残ったベスはハリーに空いてる部屋を提供し同棲を始めるが、少しするとハリーは家を出ていく。その間もベスは緑色の薬から手が離せなかった。1967年オハイオでの試合でベスはベニーに勝つと世界大会での切符を手にした。今度はベニーがベスのトレーナーとなって色々アドバイスをくれることに。ベスはベニーのいるニューヨークへ行った。1967年パリ。ソ連のボルゴフと戦い翌日持ち越しとなった時、ベニーのいるニューヨークで会ったモデルのクレオが会いに来て一杯飲もうと誘ってきてその誘いに乗り二日酔いで試合に臨み負けてしまう。ベニーにニューヨークに来るよう言われるが、ベスは行かずに酒に溺れる生活をする。今になって義父が現れベスが今住んでる家を渡せないと言い出し、言われたまま7000ドルを支払って家を買った。

トーナメントもすっぽかし酒に溺れてる中、孤児院時代の友人ジョリーンが訪ねてくる。一緒に孤児院を訪れると、ベスはチェスを教えてくれた守衛のシャイベルのいた部屋に行く。そこには自分の雑誌の切り抜きやらシャイベルへ書いた手紙などがボード一杯に貼られていた。シャイベルと一緒に撮った写真を見てベスは大泣きする。そこから気持ちを入れ替える。

教会の組織を使ってソ連行きもできたのだが、それが気に食わず自腹でソ連行きの飛行機代3000ドルを支払いソ連へ。付き人なしでは行動できず、一人で外に出ないように言われる。ソ連の強敵と戦い、最後にボルゴフと戦う時、心の恋人シモンズが雑誌記者としてやってきて、また翌日に試合が繰り越されたとき、ベニーやハリー達仲間が策を練り応援の電話をかけて来た。ベニーは常々「ソ連はチームで戦ってるけど、アメリカは個人主義だから皆個人で戦ってる(チームになったら勝てるのに)」と言っていた。ベスは緑色の薬を捨てて試合に臨み、見事ボルゴフを打ち負かした。ベスに次から次へと予定が入る中、彼女は車を降りて道端でチェスをする一般市民の中へ飛び入り参加。大歓迎される…。

時代が1960年代なので煙草をスパスパ。もくもくとした部屋になっても皆平気な顔。また手巻きのカメラとかも時代を感じた。ファッションは古めかしけど素敵でした。本当の話なのかなあと思いながら観たのですが、調べてみるとフィクションでした。緑色の薬の正体はトランキライザー。抗不安薬、精神安定剤でアメリカではこの時代主婦のイライラにも子供の夜泣きにも普通に使われていた薬だったとのこと。70年代になって使われなくなったみたいだけど、怖いなあと思った。たくさんの賞を獲っているだけあって物語としては良くできていて面白かったです。naonaoお勧め度★★★★★👑

おまけ:このドラマのトレーラー

エミリー、パリへ行く

アメリカドラマ「エミリー、パリへ行く」(Emily in Paris) シーズン1を観ました。

エミリー、パリへ行く シーズン1

2020年の作品。IMDb評価は6・8。評価それほど高くないけれど人気があり、シーズン4まで作られ今はシーズン5が撮影中とか。ラブコメ、お仕事系のドラマ。太い眉毛が特徴のキュートなリリー・コリンズ主演。パリの街並みやお洒落な服が毎回目を楽しませ、アメリカ人の女の子が右も左もわからないフランスで、コネを使い機転を利かせて仕事をどんどんこなしていくその手腕が見もの。ちょっと知り合い気が合うと、すぐベッドインするのがどうしようもなく軽かったけれど、そのテンポや軽さがアメリカドラマらしい。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」や映画「プラダを着た悪魔」を思い出させてくれるドラマでした。中国ドラマの合間に箸休め的、気分転換で観るには最高のドラマでした。

シカゴのマーケティング会社で働くエミリーにパリの支社へ一年行くチャンスが回って来る。彼女は2万人のインスタのフォロワーを持ち、いつでもどこでも写真を撮りインスタにすかさず写真をアップしてる。「フランス人は生きるために働く。アメリカ人は働くために生きる」などとフランス人に言われ、フランスでは1階がグランド・フロアーで2階がファースト・フロアーなので(フランスはイギリスと同じでアメリカとは違う)階を間違えたり、ステーキの焼き方も違ければ、香水の使い方も違い、アパートが500年と古いので突然シャワーが出なくなったりと初っ端から色んなことを経験する。

エミリーは持ち前の社交力で階下に住むハンサムなシェフのガブリエルと仲良くなり、中国の実家が大金持ちで今はフランスでナニーをしてるミンディと親友になる。ギャラリーで会ったカミーユとも仲良くなる。上司のシルビーはエミリーを毛嫌いしているが、エミリーはお構いなしで仲良くなろうとする。仕事を始めるとパーティで会った取引先のお偉方、しかもシルビーの浮気相手でもあるこの男性から、いきなり黒のランジェリーを贈られたり、同僚仲間から書類に男根の大きな絵を描かれと結構度肝を抜かれることが次々と起こる。エミリーも負けてないので目には目を~の言葉通り、翌日には男根の形のパンを持ってきて同僚にプレゼントする。商談に素敵なレストランが予約できないとわかると、エミリーはガブリエルに急遽お願いしてガブリエルの店での商談を成功に導く。ガブリエルから「好きだ」と告白されていてキスしてたのに、ガブリエルはカミーユの彼氏と判明し愕然となる。3人で何喰わない顔でゴッホのイマーシブミュージアムに行ったり、カミーユの家族が経営するシャトーへと遊びに行くが、カミーユの弟とシャンパンを飲んでるうちにベッドインし、カミーユの母から大目玉を喰らう。しかし抜け目のないエミリーはそこで作られてるワインを大いに売り出すつもりだったので、ミンディがSNSで発信したシャンパンかけからアイディアを思いつき、カミーユの母ともうまく商談をまとめてしまう。その前後にカフェで隣に座った教授と親密な関係になり、一緒にオペラ座へバレエを観に行くが喧嘩別れ。有名なファッションデザイナーのピエールの甥マットとも親密になり、このデザイナーの仕事やルーブルの仕事、アメリカからのスターの仕事など次々と危ない橋を渡りながらも成功させていく…。

30分×10話と短く、話の展開もテンポよく進むのであっという間に観てしまいました。華やかでお洒落。エミリー演じるリリー・コリンズの服が毎回ファッショナブルなのでとてもいい目の保養。知り合った人たちのコネやら彼らから閃いたアイディアを使い、次から次へと仕事を成功させてしまうエミリーを観てると元気が出てくる。パリの街並みが素敵。でもエミリーが家の前で犬のフンを思いっきり踏んだように、パリは意外と犬のフンだらけ。今もそうなんだなと思いました。話のテンポ早くてお気楽に観れるのがとってもいい。naonaoお勧め度★★★★★

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SHOUGUN 将軍

アメリカドラマ「SHOUGUN 将軍」を観ました。


2024年の作品。IMDb評価は8.6。全10話。エミー賞の作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)など他18部門で受賞。これは史上初。アメリカ人が評価する日本の時代劇とは一体どんなものなのか、興味ありました。流石にたくさんの日本人スタッフを使い、真田広之がおかしいところをどんどん直していったため、日本人が観てもおかしくないドラマになっています。それが素晴らしい。大河ドラマをギュッと圧縮した感じだけど、ストーリー展開が飽きさせなかった。また日本独特な映像美もあり、本当に美しい。お金もたくさん使っているので豪華版映画を観ている感じ。役者も揃っていて皆うまい。特に鞠子役のアンナ・サワイは役どころが重要で出番も多くて主役はむしろ彼女なのでは?と思うほど。彼女が主演女優賞獲るのは当たり前だと思いました。

太閤亡き後、勢力争いに巻き込まれる虎永(真田広之)。太閤の残した子供の八重千代を支えてきた虎永だが、五大老の一人石堂(平岳大)が他の大老に投票を呼びかけ、大阪城に捕らわれの身となった虎永を断罪しようとしていた。その頃、イギリス人の按針(コスモ・ジャービス)の乗った船が食糧も水も尽き、日本の伊豆の網代に到着。藪重(浅野忠信)が按針らを捕まえた。そして按針は大阪へと送り込まれる。虎永は自分の家臣である藪重を疑い、藪重が石堂と自分の間をふらふらとどっちつかずでいることに気づいていた。虎永は大阪を脱出。黒船に併走してもらい網代へと向かう。虎永は按針に戦のやり方を指導してほしいと願い出て、彼を旗本にした。また夫や子供を亡くした藤を按針の妻にした。按針の通訳は鞠子(アンナ・サワイ)にさせたが、按針と鞠子は少しずつ心を通わせるようになる。鞠子の夫、文太郎(阿部進之介)は大阪に残り命を落としたかと思われたが、生きて戻って来る。鞠子の父は太閤の前の君主であった黒田を殺したため逆賊となり、鞠子1人が生きながらえていた。落ち葉の方とは幼馴染であった。按針が地震の時にも虎永を救ったため按針は土地を与えられ、軍の指揮権をさらに与えられ、鞠子は按針のために遊女を手配するよう言われる。また文太郎は自分の妻鞠子と按針の仲を勘繰り虎永に訴える。虎永の弟が来たが彼は石堂の手下であり、虎永の息子が虎永の弟の命を狙い、逆に命を落としてしまう。虎永は一族の存続より日本の存続を願い、降伏するつもりでいたが、家臣の一人、文太郎の父(西岡徳馬)は切腹して抗議した。大阪城に入っている鞠子は石堂の前で「明日出立する」と宣言したが、石堂に止められギリギリ自害する前に石堂の許可が下り鞠子は死なずに済んだ。命がけであった。藪重は夜になり人が寝静まっている城内で人を殺していった。彼が外部から間者を招き入れ混乱が起き、爆破によって鞠子は亡くなってしまう。虎永は藪重に切腹を命じ、藪重は切腹。按針は船を村人と共に引き上げ修理して自国へ戻ろうとしている(時々年老いたベッドに横たわっている按針が、この日本でのこと、特に鞠子の最期を回想するシーンが映し出される)虎永は家臣が切腹した時に「降伏すると信じさせることが大切。役目を家臣は全うした」とつぶやき、鞠子にも「役目を全うする心構えができているか?」と聞いていた。今や落ち葉の方様は石堂と手を切りたいと願い、形勢は変わった。虎永の策略が成功したのだ…。

テンポよく話が進むのが飽きさせない。編集が秀逸だと思った。また特に暗闇の描写が美しかった。蝋燭が灯る部屋や夜の海に船出するシーン、蝋燭の中での能舞台など。夜襲で火の矢が飛んでくる情景でさえも美しかった。美しい情景、美しい人々の所作、衣装も調度品も何もかも。日本人の私たちには見慣れているけど、きっと外人にはもっと美しく見えるはず。音楽も日本の雅楽がアレンジされていて素晴らしかった。

遠藤周作原作の「沈黙」をスコセッシ監督が「沈黙」として映画化したが、1話2話観た段階でこの映画「沈黙」を思い出した。「沈黙」の映画も外人のスコセッシ監督が作った割には全く日本人の私には違和感なく見えて当時凄い出来だと思ったけど、この映画とこのドラマは時代が重なり、船で来た渡来人の存在が余計に重なって見えた。またこのドラマでは虎永は徳川家康、按針は三浦按針、鞠子は細川ガラシャ、石堂は石田三成、落ち葉の方は淀殿、八重千代は徳川秀頼、黒田は織田信長、大蓉院は寧々であることがわかり(藪重は本多正信らしい)もちろんフィクションだけど、登場人物が馴染みあるので余計に興味深かった。日本人ならなおさらその辺がわかっているから面白いかと思う。トム・クルーズ主演の映画「ラスト・サムライ」で渡辺謙と真田広之も出演していたが、当時真田は「へんちくりんな日本の描写をなるべく修正するように掛け合った」みたいなことをインタビューで語っていたと思うのですが、それでも日本人の私の目からしたら当時「ラスト・サムライ」も少し違和感があったように思う。あの「ラスト・サムライ」から真田広之はずっと日本人が観ても違和感のないサムライを追い続けていたのだなあと思いました。ある意味彼の夢が叶いこの作品になったのだなあと感慨深いです。当時「ラスト・サムライ」を一緒に観た父が、「真田の方が渡辺謙よりも武将らしい」と褒めていたのを思い出しもしました。真田広之さん、天晴!!です。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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マーベラス・ミセス・メイゼル(シーズン5)

アメリカドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」(シーズン5)を観ました。


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  • 出版社/メーカー:

  • 発売日: 2023/04/14

  • メディア: Prime Video






2023年の作品。IMDb評価は8・7。マーベラス・ミセス・メイゼル(シーズン1~4)→https://naoazucar.seesaa.net/article/2022-06-19.html は去年既に観ています。今年やっとシーズン5が公開となったので期待して観ました。華やかで面白いのはシーズン5でも同じで期待通りに素敵でした。どんどんキャリアを積んで高みに登っていくコメディアンのミッジの奮闘記。

時代は50年代から60年代へ。時々80年代、90年代のミッジたちの様子が描かれることもあり、登場人物たちの行く末をちらりと見せてくれたりもしてそれも楽しかった。

感謝祭のご馳走を囲んでのミッジの家の豪華な食事、レストランでは施しのためにミッジが料理を持ち出し提供し、ジョールのバーではジョールが中国人の彼女との間の子供が流産し、彼女が医師を目指すためにシカゴへ行ってしまったためジョールが客の前で暴言を吐いている。ジョールの両親の不仲がジョールの生まれてこなくなった子供にがっかりしたことでいつの間にか慰め合って両親の仲も修復。お手伝いさんのゼルダが結婚することになり、ポーランドの素敵な民族衣装で結婚。その代わりもうお手伝いさんを辞めることになり、ミッジの家ではてんてこ舞い。ミッジはテレビ進出のためにテレビ局のコメディの脚本の仕事を紹介される。テレビでコメディを披露したいがなかなか運が回ってこない。ここぞチャンスと思ったら、テレビ局の社員はコメディアンとしてテレビ番組に出れないことがわかり、その規則を何とか変えようとスージーも奮闘。テレビ局にはマーガレット王女も出てきてミッジの書いた王女に天気予報を読ませるという脚本が大うけ。

ミッジの母は結婚相談の仕事を請け負っていたカフェが火事でなくなったのにショックを受けるも、ミッジのコネで結婚相談所のCMを作り、赤字であっても素敵なところを借りて結婚相談所を続けている。それがミッジの頭痛の種でもある。ミッジの父は孫のイーサンの能力に期待するもイーサンはハッピーでいられるだけが取り柄で、学校の自由授業でもグルグル回って楽しむハッピーなグループにいてミッジの父(イーサンの祖父)は気が気でない。しかしその下の妹に才能があるやもしれぬと思い始める。1980年にミッジはトニー・ベネットと寝たことでゴシップを騒がし、カーネギーホールでショーをする。60ミニッツでミッジが取り上げられインタビューを受け、ボブ・ホープと共にベトナムへの慰問に行く。イスラエルのキブツで息子のイーサンが働き、そこで知り合った女の子と結婚すると言っている。のちに家族で教会に同席している中にイーサンと結婚した彼女の間の子供もいた。

スージーが長年付き合っていたギャングにミッジの出演料の一部をまわしていることを危険だと思い、離婚しているのにジョールはギャングに掛け合い何とかしようとする。しかしそのためにジョールはFBIに捕まり刑務所送りになる。スージーとミッジがこの件で大げんかし長年音信不通だったが、1990年代に開かれたスージーのパーティで映像メッセージを送ったミッジとその後すぐスージーは会い和解。そして何回目かの結婚式をハワイで挙げるミッジが直前になって本当に好きなのはジョールだと言って急遽結婚式を取りやめる。1950年代に結婚前のミッジとジョールのデートしてるシーンも出てくる。

ミッジの同窓会が行われる。外でのランチパーティでこれまた華やか。テレビ局のゴードンの妻ヘディとスーザンが昔恋仲で、スーザンはヘディに頼みごとをしたくないけれどヘディ経由でゴードンにミッジのテレビ出演を掛け合う。テレビ出演決まるもそれはコメディ作家として出演ということがわかり、そこで機転を利かせるミッジ。見事自分のコメディを4分間にまとめて盛大な拍手をもらうのでした。ミッジもスーザンも年を取って、ミッジはまだ現役みたいだけれどたくさんのスタッフを抱え、既に引退してるスーザンに電話して一緒に同じテレビを観ながらおしゃべりしている…。

いつものようにたくさんのスターの名前がぽんぽん出てきました。バスター・キートン、クラーク・ゲーブル、ロビン・ウィリアムズ、ジーン・ハックマン、ポール・ニューマン、ホール&オーツ、アンバン・クロフト、トム・クルーズ、リンゴ・スター、ブルース・リー…。ラジオシティやロックフェラーセンター、グランドセントラル駅、リスのいるセントラルパークなどNYを代表する場所も色々出てきて楽しかったし懐かしかった。カサブランカのAs Time Goes Byの曲や「パートリッジファミリー」のドラマなんかも。そしてミュージカル仕立てのごみ処理のショーとか最後ミッジがテレビ番組で自分のコメディを披露するシーンなどはドラマの中とはいえそれ自体が立派に成立してるエンターテイメントになっているので余計に見応えがありました。楽しくてお洒落でどんどん出世していくミッジのドラマが爽快で力強かった。いいドラマでした。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

ワンス・アポン・ア・タイム

アメリカドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」(Once Upon A Time)を観ました。


ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1 コンパクト BOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

  • 発売日: 2015/08/05

  • メディア: DVD






ワンス・アポン・ア・タイム シーズン2 コンパクト BOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

  • 発売日: 2017/06/21

  • メディア: DVD






ワンス・アポン・ア・タイム シーズン3 コンパクト BOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

  • 発売日: 2018/11/21

  • メディア: DVD






ワンス・アポン・ア・タイム シーズン4 コンパクト BOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

  • 発売日: 2019/08/02

  • メディア: DVD






2011年~2018年の作品。IMDb評価は7.7。シーズン1~7(各22話から23話)までありますが、シーズン4まで観ました。たくさんのおとぎ話の主人公たちが現代のストーリーブルックの街に連れてこられて生活しているというドラマです。おとぎ話の中での話も時々見せ、一人一人の生い立ちを遡って見せたりしながら進むので話を追うごとに人物像がより良く深くわかるようになっていて、しかもおとぎ話の主人公たちの絡みもあり面白かったです。もちろん魔法が中心となっておとぎ話の中のヒーローや悪役たちはいろんなことに絶えず必死。現代の街からおとぎの世界に行ったり来たりもあり、スリルあり夢あり、悪役ですらとってもいいキャラで思わず応援したくなりました。

シーズン1は白雪姫の白雪とチャーミング皇子とドワーフ、ピノキオのジミニー・クリケット、ヘンゼルとグレーテル、赤ずきんちゃん、アラジンと魔法のランプのジニー、美女と野獣のベル、狼男、アリスの不思議な世界などなどが出てきます。白雪姫は街では学校の先生でメアリー、双子の兄がいる弟のチャーミング皇子は街では警官でデイビッド、白雪姫に毒リンゴを食べさせた悪い女王レジーナは街では町長で養子ヘンリーと暮らしていて、息子を守りたいばかりに闇王の短刀を盗んで闇の力を得たルンペルシュティルツキンが街では骨とう品を扱うゴールドで、満月に狼男になってしまう赤ずきんはレストランでおばあさんと一緒に働いています。エマがこの現代のストーリーブルックにやってきてから街の時計台の時計が動き出し、呪いの魔法が解けると信じているヘンリー(彼はエマの実子)が動き始めます。

シーズン2には眠れる森の美女のオーロラとフィリップ、マレフィセント、ムーラン、円卓の騎士のランスロット、フック船長、フランケンシュタイン、ジャックと豆の木のジャックと巨人、ロビンフッド、ピーターパンとウェンディ、ネバーランド。シーズン3にはピーターパン、ティンカーベル、ハーメルンの笛吹き、人魚アリエル、メドゥーサ、オズの魔法使いのドロシー、グリンダ、ゼリーナ、塔の上のラプンツェル。シーズン4にはアナと雪の女王エルサ、101匹わんちゃんのクルエラ、マレフィセント、海獣アースラなど。

「あらゆる魔法には対価が必要」「魔法を解くには(真の愛の)キスが必要」「正義は必ず勝つ」「いつでも君を見つける」「遅すぎることはない」「信じれば何でもできる」という言葉が何度が出てきてきます。他にもいい言葉がたくさん出てきました。人生訓になるような言葉。悪役同士が敵になるとヒーローと悪役が手を組んで悪役がヒーローになったり、ハッピーエンドを望んでいるのがヒーローだけに留まらず。悪役でさえハッピーエンドを望んでいるというのも面白かった。悪役のレジーナにもかつて愛した人が亡くなって今はロビンフッドが恋人だったり、ルンペルにはベルという恋人ができ結婚までしてとっても人間臭くていい設定だった。人間関係の絡みも面白くて、ピノキオがエマの面倒を観るように言われて現代に来たけど約束を果たせなかったり、フック船長とエマが恋人同士だったり、ヘンリーの父はニールでルンペルの子供(つまりヘンリーはルンペルの孫)で母はエマなので、白雪姫とチャーミング皇子の孫という設定だったり、書くのは切りがないくらい色々絡んで楽しかった。そういえばマレフィセントの卵にエマの悪を入れて別世界に送り出した老人の名前がヨーダで、スターウォーズも登場しているのかと後から気づきました。気づいていない知らないお話のキャラが、もっとこのドラマには入っているかもしれないなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★